作品
小津は大戦中、兵士として大陸を転戦した。戦後の名作と興行的「失敗作」から浮かび上がる戦争の傷あと。新たな小津論にして昭和史。
戦後間もない昭和26年の冬。小学三年生のすずの家に生まれたばかりの子犬がやって来た。デルと名付けられた犬と家族の真の愛情物語
またもや窮地に追い込まれる一心。「いっそのこと、日本へ帰っては」と思い悩む中国の養父・陸徳志。一心の決断は? 感動の最終巻。
またもや窮地に追い込まれる一心。「いっそのこと、日本へ帰っては」と口にする中国の養父・陸徳志。一心の決断は? 感動の最終巻。
戦中は拡大派と不拡大派が、戦後は北京派と台湾派が、現在は対中強硬派と経済優先派が激突。日本は「中国」とどう向き合ってきたか。
戦前の皇室は大株主で大資産家、戦後の資料にあらわれた昭和天皇の「もったいない精神」――。新資料をもとに天皇家のあり方に迫る。
米議会演説、70年談話……時代を動かした安倍演説はいかに生まれたか。スピーチライターが明かす舞台裏と、総理が込めた思い。
シベリア抑留者の中に女性捕虜が存在したことは、長く歴史の影に埋もれてきた。戦後七十年以上沈黙してきた女性たちの貴重な証言集。
「百人斬り競争」「日本刀神話」が戦後も事実として語り継がれるのはなぜか。自らの軍隊体験をもとにそれらの誤解や偏見を喝破する。
武装共産党の委員長から国際的なフィクサーへ。「法螺は吹くが嘘はつかない」と嘯いた、でたらめだけど痛快な男の波乱万丈の生涯。
戦前から戦後にかけて、豪華な指輪が次々と持ち主を変えながら数奇な運命をたどる。欲望と愛憎の人間ドラマを描く傑作連作推理小説。
戦中・戦後の混乱期に育ち高度経済成長期に実社会に飛び込んだ、ごくごく平凡なサラリーマンの、どこか共感を誘う人生の軌跡を描く。
戦後のシベリア強制収容所で過酷な日々を過ごしながらも、家族や仲間を想い、生きる希望を持ち続けた山本幡男の生涯と夫婦愛を描く。
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