作品
林真理子、さくらももこ、楠田枝里子、今をときめく人々と交すユーモアの火花。時代のフロントロウへ挑む果敢なフィールドワーク
輪廻転生、幽体離脱など、人間の神秘を描く珠玉の短篇集。「その夜のコニヤック」「その一言」「女優モニック」「幼児プレイ」「どこかで、見た、風景」他八篇収録。(カール・ベッカー)
移りゆく時代、変る世相人情……もっと住みよく、心のかよう世の中となるようにと、願いをこめた九十九の感想と提案。時事随想集
夫の非道の行為を思うとき、モーツァルトの曲が響き、快感が身を貫く……。心の深層を描く傑作短篇。「ピアノ協奏曲二十一番」「人生」「奇蹟」「執念」「箱」他五篇収録。(鈴木秀子)
人の心の未知の部分の大きさと深さ、そして生命の不思議を謙虚に受けとめる著者がやさしく語る人間への考察。また恩師、先輩たちの面影を懐しくつづる回想記など。(解説・河合隼雄)
死の沈黙がこもる防空壕にひろがる芳香。その一滴をふくむ至福のとき。輪廻転生、幽体離脱など、世にも不思議な十三の怖い物語集
秋の暮糞する犬の顔哀し(狐狸庵)などと気取ってみても、やじうま気質はなくなりません。時に真面目に、時に意地悪く、さまよう男の“人生旅日記”全五十九帖。(金田浩一呂)
人の心の未知の部分の大きさと深さ、そして生命の不思議を、謙虚に受けとめる著者が、やさしく語りかける興趣つきない人間の考察
芥川賞は遂に社会的な存在となった。五味、松本、安岡、吉行、小島、庄野、遠藤、石原、近藤、菊村、開高、大江と絢爛たる偉容を誇る現代日本文学の主流派作家群
五十余歳にしてダンス、英会話に励み、〈フランス文化と糞尿の関係〉につきウンチクの尽きることなく、愚行・悪戯の所業おさまることもない狐狸庵山人の素ッ裸日記。(解説・遠藤龍之介)
狐狸庵先生が週刊誌の身上相談を担当したら、どんな回答をするか? 大胆に浮気する法、英語でガイドする法、癌ノイローゼをどうするか、など珍無類の秘法を授ける。(秋野卓美)
「おもしろそうだ!」と思ったら、さっそく出かけてゆく。お化けバーからホストクラブ、大根役者のシェークスピア芝居などなど、一読三笑、抱腹絶倒の楽しい読物。(北杜夫)
全世界に足跡の及ばざるところは皆無、明智小五郎やジェームズ・ボンドさえも翻弄する謎の人物“怪盗ジバコ”の大活躍をユーモラスに描く連作八篇を収録。(遠藤周作)
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