作品
サントリー学芸賞、講談社エッセイ賞受賞のフランス文学者が放つ、ユニークで痛烈な社会風刺。摩訶不思議な流行の意味を解読する。
本に殺されても本を読む。講義に旅行に大忙しのムッシュ・カシマは、古本屋にも美装本にもはまり、さて……。愛書狂に贈る読書案内!
なぜ怪獣の名前には「ラ」が付くのか、ブランコが春の季語になった理由……。ハタと膝を打つ謎解きに、思わず快哉を叫ぶ。これぞ名エッセイの楽しみ。ご存じ名調子二十四篇。(鹿島茂)
ユゴー。デュマ。バルザック。巨匠達の素顔や如何に!巨匠出現の必然を時代の中に捉えながら、あくまで人間的に描ききる傑作評伝
古今に類書なし、異色映画読本。当代一流の文章家、各氏一篇十枚。秘愛のスターから悪役、忘れがたい端役まで内外30人の男優の姿
天才か!? それとも借金魔か、色情狂か。ナポレオンの時代に巨匠出現の必然を解きあかしながら、ユゴー・デュマ・バルザックの素顔をあくまでも人間的に描ききる出色の評伝。(中野翠)
血で血を洗う宗教抗争つづく十六世紀フランス。政略でブルボン家に嫁し、運命に翻弄される美しくも奔放なマルゴの数奇な生涯!
脱線部分のほうが面白いとされるのに、だれも全部は読まない名作に、時代の姿をうかがわせる精緻なオリジナル木版画二三〇葉を付し、興趣つきないエピソードを紹介した碩学の好著。
発行時の普及版に付された木口木版画を百八十枚収録。百六篇のエッセイで当時の生活、風俗を詳しく綴って名作の理解を助ける好著
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