作品
二人の賢者が選んだテーマは、東京五輪、政治家の教養、外から見た日本人論、現代の仕事論、米中対立。縦横無尽の展開に刮目すべし。
『黒面の狐』事件後、上京した物理波矢多は、闇市「赤迷路」に巣食う怪人「赫衣」の正体を調べるなかで、凄惨な殺人事件に遭遇する。
月刊「文藝春秋」に掲載され、話題となった、田辺文学の源泉にして時代の証言。
セネタースの有馬頼寧、巨人軍の正力松太郎、阪急軍の小林一三。日米開戦に関与した3人のオーナーの苦悩と決断を描いた歴史ドラマ。
『黒面の狐』事件後、海運の要から戦後復興の礎となろうと灯台守になった物理波矢多は、二十年の時をまたぐ怪奇事件に巻き込まれる。
在原業平から寅さんまで。浅草から町田まで。『家康、江戸を建てる』『東京、はじまる』の著者が、人と町とを結び直すエッセイ集。
一九四九年、国鉄総裁が轢断死体で発見された。謎を追うGHQ捜査官に戦後日本の闇が迫る。英国の鬼才が昭和の魔を描く戦慄の傑作。
『知性は死なない』『中国化する日本』で知られる歴史学者による、小泉純一郎から安室奈美恵まで網羅した30年間の見取り図。
最前列ではなく後ろの列の目立たぬところで人や組織を支えてきた人々の物語。良く生きた人生の底にはその人だけの非凡な歴史がある。
都心のビルの屋上で捕鯨船の砲手だった老人の遺体が発見される。その背景にあった花柳界の女たちの悲哀。伊集院文学の真骨頂。
非国民の父と軍国少年の息子。父が残した日記から浮かび上がる真実とは。宮城県古川を舞台に描く戦中戦後を懸命に生きた家族の物語。
「鉢木会」の大岡昇平、吉田健一、三島由紀夫らとの衝突と交誼。親子の葛藤、老いと晩年。次男である著者が追想する人間・福田恆存。
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