作品紹介

紫、赤、黄、白、黒、青、緑、茶、そして灰――。九つの色を九つの物語のタイトルにした短篇集。物語の中で滲み、流れ、炸裂し、そしてまた収斂してゆくそれぞれの「色」。染められた祖母の髪、流れる血液、咲き乱れる連翹、爪にたまる垢、真横に疾る雪、合法ハーブ、そして音楽が醸し出す「色」とは――。
作者に英才教育を施し、自らも創作者たらんとした父親を描いた「黄」、母親との間の深いコンプレックスに敢えて分け入り、自らの深奥ぎりぎりまで潜って描いた「茶」など、短編小説の極みを集めた作品集。

担当編集者より
赤、紫、灰、黒、白、青、緑、黄、茶――。九色それぞれがタイトルの短編小説で編まれた連作集は、短編小説という表現形態そのものに挑んだ花村萬月さんの刺激的な試みです。合法ハーブ(現在は脱法ドラッグ?)
と薬物に関する独自の考察「緑」、作者に英才教育を施し、自らも創作者たらんとした父親を描いた「黄」、深いコンプレックスに敢えて分け入り、自意識の深奥ぎりぎりで母親を描いた「茶」など、虚実と普遍を往来する九つの物語は、かつてない色彩を脳内に顕現させることでしょう!
商品情報
書名(カナ) イロ
ページ数 264ページ
判型・造本・装丁 四六判 上製 上製カバー装
初版奥付日 2013年06月10日
ISBN 978-4-16-382230-3
Cコード 0093

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