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文春学藝ライブラリー

「小さきもの」の思想

柳田国男 柄谷行人編

  • 定価:本体1,480円+税
  • 発売日:2014年02月20日
  • ジャンル:ノンフィクション
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作品紹介

文春新書『遊動論 柳田国男と山人』によって、画期的な柳田論を提示した、柄谷行人が選び、解題を付した、まったく新しいアンソロジー。
柳田の「可能性の中心」がくっきりと浮かび上がります。
柳田を読むなら、この一冊。『遊動論』の必読のサブテキストです。

「柳田国男の仕事は、一言でいえば、近代の発展の中で急速に廃れ忘れられていくものを記録することであった。(……)柳田はこのような仕事を、たんに学者としてではなく、詩人、官僚、ジャーナリストとして現実に深くコミットする中で成し遂げた。(……)本書は、柳田のそのような生涯を展望できるように編集されている」(「はじめに」より)

主な収録作品は次のとおりです。
第一章 文学と柳田国男:柳田国男自伝/文学の思い出 抄 『故郷七十年』より
第二章 山の人生:幻覚の実験 『妖怪談義』より/幽冥談/九州南部地方の民風/遠野物語 抄/山の人生 抄/山人考 『山の人生』より/山民の生活
第三章 島の人生:島の話 抄 『青年と学問』より/南島研究の現状 抄 『青年と学問』より/島々の話 その四 抄 『島の人生』より/豆手帖から
第四章 「大正デモクラシー」を担う:ジュネーブの思い出/政党と階級意識/七月一日から愈々排日法の実施につき
第五章 民俗学=史学の方法:実験の史学 抄/単独立証法 『国史と民俗学』より
第六章 日本の歴史:親方子方 抄/労働『郷土生活の研究法』より/親分割拠『明治大正史世相篇』より/聟入考 抄 『婚姻の話』より/家の話
/第七章 小さき者と言語:子供と言葉/童児と昔 抄 『小さき者の声』より/キミ・ボク問題 『少年と国語』より/知ラナイワ 『毎日の言葉』より/昔話と伝統と神話 抄 『口承文芸史考』より/嗚滸の文学 抄 『不幸なる芸術』より
第八章 死者との交通:神道私見 抄/日本の祭 抄/先祖の話 抄

担当編集者より
好評発売中の新書『遊動論 柳田国男と山人』をご執筆中の柄谷行人さんに、柳田国男のアンソロジーを編んでいただけないか、とお願いし、実現したのが本書です。その文業は文学、民俗学、紀行、歴史学、言語学、宗教学と多様な分野に広がっています。柄谷さんには、そのなかから柳田が生涯を通じて一貫して追い求めていたものが明瞭に浮かび上がる作品を選りすぐり、解題を付していただきました。柳田が探究していた「来たるべき社会」とはどんなものだったのか? 『遊動論』と合わせてお読みください。(HB)
商品情報
書名(カナ) チイサキモノノシソウ
ページ数 416ページ
判型・造本・装丁 文庫判
初版奥付日 2014年02月20日
ISBN 978-4-16-813011-3
Cコード 0195

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