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『肉と衣のあいだに神は宿る』を読んで、とんかつが食べたくなったら。とっておきのお店5選

『肉と衣のあいだに神は宿る』 (松井雪子 著)

『肉と衣のあいだに神は宿る』を読んで「とんかつが食べたくなった……!」 素敵な食欲を逃さないよう、おいしい「とんかつ」を出すお店を厳選、紹介します。

かつの玄琢

 300グラムの厚切りロースかつが名物なのが赤坂の路地裏に潜む「かつの玄琢」です。カウンター中心の庶民的な店ですが、20分以上かけて揚げる厚切りロースかつは見事。脂の甘さと、肉のうまさがしっかりあって、リーズナブルなのがうれしいじゃないですか。コロッケ1個、生姜焼き半分といった、わがままなリクエストにも応えてくれます。

東京都港区赤坂6-13-19
電話:非公開

堂々とした佇まい。厚切りかつ

洋食 大吉

 花街にはなぜか洋食屋さんがあるというのがお約束みたいなもの。座敷に飽きるほど通い詰めた旦那衆は、堅苦しい日本料理よりも、コロッケやサンドイッチみたいなカジュアルなものを求めたからでしょうか(笑)。「洋食 大吉」の周辺は、かつては新橋と並び称される柳橋の花街でした。飾りっけのない洋食屋さんで、メニューには刺身からステーキ、ナポリタンまで幅広い料理が並びます。味は池波正太郎さんも通ったほどですから、どれも美味しいのですが、なかでも、岩中豚を使ったとんかつやトンテキは外せません。

東京都台東区柳橋1丁目30-5 KYビルB1
電話:03-3866-7969

岩中豚のトンテキも名物

とんかつ鈴新

 こちらもやはり、かつての花街・荒木町にあるとんかつ屋さん。名物は「かつ丼三兄弟」で、スタンダードな「煮かつ丼」のほかに、ごはんにキャベツ、かつを載せて特製ソースをかけた「そうすかつ重」、ごはんにかつを載せて玉ねぎの卵煮を載せた「かけかつ丼」の3種類が味わえます。なかでも、一緒に煮込まないためかつのサクサク感が残る「かけかつ丼」は、ほかにはない味です。

東京都新宿区荒木町10-28 十番館ビル1F
電話:03-3341-0768

かけかつ丼は食感に個性あり

とんかつ三金

 かつては四ツ谷駅の前にあった老舗のとんかつ屋さんですが、5年前に閉店。ところが、味を惜しむ常連の声に背中を押されて、元スタッフが近くに移転して再オープンしました。こちらはロースかつから脂を除いた「しんころロースかつ」が名物ですが、煮かつとごはんがセパレートになった「煮かつ定食」もおすすめです。キャベツや味噌汁がお替わり自由で、少なくなると向こうから声をかけてくれるのもうれしいサービス。そして、なんといってもごはんがおいしいのには毎回、驚かされます。

東京都新宿区四谷1丁目8-3 四谷三信ビル 2F
電話:03-3355-3299

かつはもちろん、ごはんがおいしいのも魅力

ポンチ軒

 昭和初期にはじめて、カツレツではない日本的な「とんかつ」を売りにしたのが御徒町にあったポンチ軒といわれています。その由緒ある名前を復活させたのが、神田小川町にあるこちらの店です。大人数なら「ヒレ一本揚げ」が好評ですが、意外とヤミツキになるのがカツカレー。そして、これからの季節はカキフライを楽しみにやってくるお客さんも多くなります。

東京都千代田区神田小川町2丁目8 扇ビル1F
電話:03-3293-2110

季節限定のカキフライも見逃せない

肉と衣のあいだに神は宿る
松井雪子・著

定価:本体1,550円+税 発売日:2015年10月08日

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