作品
生誕120年を迎える金子みすゞ。著者が講師を務めたNHK『100分de名著』は大きな反響を呼んだ。番組テキストに大幅に加筆。
幕末、維新に翻弄された高須松平家の四兄弟。彼らと関わったり、寵愛を受けながら、激動の時代を生き抜いた女性たちを描いた作品集。
中国古代王朝という、前人未踏の世界をロマンあふれる勁い文章で語り、広く読書界を震撼させたデビュー作。夏王朝、一介の料理人から身をおこした英傑伊尹の物語。(齋藤愼爾)
教養とユーモアがあり、品格を保つことは人生の要諦だ。この三つの視点を駆使すれば問題は解ける。後はその斬れ味を賞玩するばかり。
冬山の峻厳さを描く表題作のほか、「地獄への滑降」「遭難者」「遺書」「霧迷い」など、遭難を材にとった迫力溢れる山岳小説全十編。
夫を山へ行かせたくない妻が登山靴を隠した結末は。冒頭「山靴」からラスト表題作まで、切れ味よく人間の業を描く傑作ミステリー集。
徳川の分家筋・高須に生まれた四兄弟はやがて尾張、一橋、会津、桑名を継いで維新と佐幕で対立する。歴史と家族の情が絡み合う物語。
二〇一九年夏公開の映画「二ノ国」。イメージボード、コンテ、美術などの貴重な資料をカラー・大判の大ボリュームで読み解く。
義父・新田次郎愛用のリュックサック、結婚後イギリスでもらったラブレターなど、捨てられないものたちが語りかけてくる人生の妙味。
日立市の象徴「大煙突」は、百年前にいかにして誕生したか。煙害撲滅で、住民との共存共栄を目指す企業。奇跡の実話を描く長篇。
求められるままに書かれた、単行本未収録の膨大なエッセイから厳選した七十一篇。司馬さんの世界の大きさに、あらためて酔う一冊
忍びの者として育ったたかは、内情を探るため接近した井伊直弼と激しい恋に落ちる。しかしその後2人を過酷な運命が待ち受ける……
急逝した父・新田次郎の無念を晴らすべく、息子・藤原正彦が完成させた評伝。明治のポルトガル人モラエスが見た日本の美と誇りとは。
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