作品
定年後に何を読むかは重要な課題だ。それに応えて余りあるのが本書だ。この1冊があれば、古典も歴史も90歳を過ぎても読了しない。
見たこともない生き物たちが跋扈する、危険で魅惑の階層樹海。ある日少年スオウの目の前に、航空機に乗る謎の男が現れて――。
「別のシステムで生きる人々を見たい」多忙な著者は5日間の夏休み、一人キューバへと旅立った。若林流紀行文、書き下ろし3編収録。
フライパン方式が導入された「サンマの悲劇」、冷し中華は「七人の侍」、許されざる太巻き、みつ豆で童心が甦る…爆笑必至エッセイ。
ロシア語通訳、名エッセイストだった姉を、「食べるためにこそ生きる」血を分かちあった妹が、食べものを通して思い出を綴る回想録。
週刊文春好評連載23年文庫24冊目でとうとうラスト! 内容も特盛りです。旅して食べて考える、シーナの日々は続く。
連載千回突破の新宿赤マント。マグロを釣ったりビールを飲んだり痛風に怯えたり。そんな日々に訪れた震災。シーナもガシガシ揺れた。
ある町で巻き起こる、盗み、殺人、違法薬物「エベナ」をめぐる攻防。冷静な狂気が疾走する椎名誠初のエロティックハードボイルド。
1964年、東京。肉体労働に汗を流し、喧嘩をして血を流す日々、おれは彼女と出会った。青春の夢と流転の日々を綴った熱血私小説。
全国の祭りを旅し、キソクに物申しつつうまいものを食べていたら、愛用のワープロがついに臨終の危機に。人気エッセイ第二十二弾。
「週刊文春」で足かけ23年、1126回に及んだ「新宿赤マント」がついに完結。最終巻にふさわしい「特大大盛り」でさあ、どうだ!
人工眼球の胚を求めて寒村に潜入した「おれ」は犬に変身させられて……。世界戦争後の荒廃したアジアが舞台のSFロードノベル。
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