作品
第二次大戦中、杜絶した日独両国の連絡路を求め数回にわたって大西洋に潜入した日本潜水艦の苦闘を描く。文藝春秋読者賞を受賞
沈没した[イ33号]。引揚げ作業中の艦内から、生けるが如き十三の遺体が発見された。証言を基にした衝撃の戦史小説。
吉村昭と「東京の戦争」、野坂昭如と「無責任論」、丸谷才一と「戦争と艶笑」、野中郁次郎と「撤退と組織」…十二人と語る激動の時。
戦前の東京・日暮里界隈で育った吉村昭が、その思い出を鮮やかに綴った名エッセイ。食べ物、遊びから戦災まで、下町の暮しが甦る。
パリで神聖なる医学の精神を学んだ医師・高松凌雲は、帰国後、旧幕臣として箱館戦争に参加する。近代医療の父を描いた幕末歴史長篇。
大正七年着工、予想外の障害に阻まれて完成まで十六年を要し、世紀の難工事といわれた丹那トンネル。人間と土の熱く長い闘いを描く。
大戦末期、関東軍による細菌兵器開発の陰に匿された、戦慄すべき事実とその開発者の人間像を描き、戦争の本質に迫った異色長篇小説。
司馬遼太郎、松本清張、吉村昭、宮尾登美子らが率直に語る半生、思想、人生の真実…現代をよりよく生きるヒント満載の十三の名講演。
文春文庫から電子書籍化されている作品から、時代、ジャンルをこえて魅力的な作品100冊を選び『文春文庫 電子書籍ベスト100』を制作しました。
癌が転移し、自らの死を強く意識する夫を、妻と作家両方の目で見つめ、全身全霊で文学に昇華させた衝撃作。第59回菊池寛賞受賞。
3・11後に多く読まれた『三陸海岸大津波』『関東大震災』の検証、吉村昭の史実へのこだわりを各界識者が解説する徹底ガイド。
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