作品
作家たちの戦時の日記に刻まれた声に耳をすまし、非常時における日本人の精神をあぶり出した傑作評論。平野啓一郎との対談を収録。
少女期に受けた壮絶な虐めの後遺症を抱えシリコンバレーで働く日系三世のレイは、自らと向き合う旅に出る。三島賞受賞作他一編。
天才クラシックギタリスト・蒔野聡史と、国際ジャーナリスト・小峰洋子。 四十代に差し掛かった二人の美しくも切ない恋。平野啓一郎が送る大人のベロングセラー恋愛小説。
彼女の夫は「大祐」ではなかった。夫であったはずの男は、まったく違う人物であった……。平成の終わりに世に問う、衝撃の長編小説。
極度の人見知りを経て、著者はいかに立派なおじさんになったのか。雑誌『ダ・ヴィンチ』での連載に、書き下ろしを加えたエッセイ集。
昭和七年に起きた要人連続殺人事件。煩悶青年たちはなぜカリスマ宗教家に心酔したか。戦後をどう生きたのか。気鋭の研究者の代表作。
昭和の歴史に残る連続テロ事件を起こした宗教家・井上日召。彼はいかにして悩める若者たちを束ね「血盟団」を生み出したのか。
開戦から戦後までの永井荷風、伊藤整、高見順、山田風太郎らの日記に見る高潔と人間くささ。非常時における日本人の魂に迫る評論
急増する30代ホームレス。その多くが社会に助けを求めないのはなぜか? 30代の孤独な実態を描き、反響を呼んだ番組を書籍化
引き籠もる男はカフカを読んで思う。これは俺だ。俺は巨大な虫だ。ネット展開する、21世紀のグレーゴル・ザムザ!
21世紀のザムザが語る「最後の変身」からメタフィクション「『バベルのコンピューター』」まで、小説の企てがぎっしり詰まった一冊!
21世紀のザムザが語る「最後の変身」からメタフィクション「『バベルのコンピューター』」まで、小説の企てがぎっしり詰まった作品集
伝統の私小説に新風を吹き込む意欲作、想像力の限りを尽くした実験作が目白押しの第十八巻。第百十七回から第百二十二回の六作収録
※未刊行の書籍は、刊行予定が変更になる場合があります。