作品
りえ・貴花田婚約→破棄、皇太子妃内定に始まった「極私的年鑑」1993年版。Jリーグやロイヤル・ウェディングに浮かれ騒ぐ世相を横目に見ながら、中野翠はひたすら我が道をゆく。
「連獅子」の稽古、勘三郎はうまく踊れぬ十三歳の勘九郎に何度もやり直しを命じる。父から子、子から孫へと引きつがれる芸の厳しさを、弟子達のエピソードを交じえて描く。(中野翠)
吉本ばなな論から、ついに読破した『大菩薩峠』まで。縦横無尽、軽やかにして深い最新書評コラム集。「厳選文庫50冊」のリスト付き
恥も睡魔もなげうって、能楽、漢文、薬膳料理、果てはバレエからシェークスピアまで。「教養」を探し求め、東西「古典」に無謀、かつ果敢に挑戦した冷汗と笑いの結晶。(中野翠)
バブルは崩壊、ソ連も消滅した後にやってきた1992年。「オーッ」と驚くほどの事件もなく、なぜか“ひょんな人びと”ばかりの目立つ世の中に。「平成青空三部作」最後を飾る作品。
超毒舌映画フリークの中野・石川コンビが映画界のベストカップル、男優、女優を偏愛的に斬る痛快対談集。映画の見方を変える一冊
シリアスとジョークの間に真実を見つけ出し、現代の閉塞状況から抜け出すために、メディアとしての中野翠はある。卓越した直感に基づくコラムを集めた「極私的年鑑」の1991年版。
校門圧死事件、デイズ・ジャパン廃刊騒動、サダム・フセインに勝新太郎逮捕……あんまり明るくなかった一九九〇年。世紀末の入口に立って、辛口コラムニストが探した“青空気分”は?
無手勝流に作品を楽しみながら、同時代的な意味を読み取る。『草枕』から『マディソン郡の橋』まで、「全方位無制限」書評コラム集
天才か!? それとも借金魔か、色情狂か。ナポレオンの時代に巨匠出現の必然を解きあかしながら、ユゴー・デュマ・バルザックの素顔をあくまでも人間的に描ききる出色の評伝。(中野翠)
昭和から平成にかわる一年間、国内的にも世界的にも回り舞台が動き出すかのようにシーンが変った。昭和天皇、美空ひばりからちびまる子、M君まで時代の主役脇役に捧げるコラム集。
女性週刊誌五つの秘密、アグネス論争、吉本ばななはうまい、恐怖の句会初体験などなど。明るい不満分子・中野翠が“偽天国”ニッポンを斬りまくり、軽やかに飛ぶ啖呵エッセイ。
たけし事件と『七人の侍』、煮ても焼いても林真理子、岡本太郎の謎などなど。世紀末の路上をゲンキに迷走する純情翔女・中野翠の超個人的年鑑。「おまけのページ」付き。
村上春樹カツドン説、フェミニズムがわからない、私が結婚しない理由……噂のカルト才女の「ひとこと言いたい病」大爆発エッセイ
大論争の発端となり文藝春秋読者賞を受賞した「いい加減にしてよアグネス」を始め、鋭いテレビ評、現代の若きエリート十一人のインタヴュー等を収録した硬派時事エッセイ。(中野翠)
快食快眠快便は楽しく生きるために必要不可欠の三大要素。陳舜臣、星新一、佐藤愛子、宮本輝、中野翠、渡辺淳一など各界で活躍中の著名人約八十人が語る、爆笑のエッセイ集。
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