作品
山本七平、大江健三郎、安岡章太郎、丸谷才一、永井路子、立花隆、西澤潤一、A・デーケンの錚々たる人々と日本人について語り合う
大新聞社の女性論説委員・南弓子は、書いたコラムが思わぬ波紋をよび、その地位危うし。面白さ抜群、十年余を費やした待望の書下し
軽妙洒脱でユーモラス、それに深いウンチクが加わる。セーラー服、丼物、宮本武藏、ネクタイ等々、話題は縦横無尽、語り口は自由自在の名文、ご存じ丸谷エッセイの粋。(清水義範)
いま静かなブームを呼んでいる最高にイキな知的ゲーム「歌仙」。豪華メンバーによる四巻の実作と座談会で、さながら一座の実況中継
自分でもわからぬ樹木の影への不思議な愛着。現実と幻想の交錯を描く、川端康成文学賞受賞作。これぞ、短篇小説の快楽! 「鈍感な青年」「樹影譚」「夢を買ひます」収録。(三浦雅士)
リンカーン大統領作の探偵小説、ポワロの死亡記事、サンデータイムズ・ベスト100など、日本と世界の出版物から選んだミステリーファンに贈る楽しいアンソロジー。(瀬戸川猛資)
グラス片手に気の合う友と語るための話の数々。こんな話をつまみに飲めば、酒の楽しみが百倍になること間違いなし。とっておきの極上カクテル、甘口辛口三十一篇。(嵐山光三郎)
男はなぜセーラー服を好む? 宮本武蔵は見栄っぱりだった? 酒場で開陳すれば尊敬の的となること請合いの最新エッセイ三十四篇
短篇小説の最優秀作にあたえられる川端賞を受けた表題作「樹影譚」のほか、秀作「鈍感な青年」「夢を買ひます」をおさめた短篇集
背広を何十着も持っていても、よく着る服は限られる。話題もそうではないか。エッセイの名手がとっておき四十六篇を披露。粋でおしゃれで、ガクもある男と女たちへ。(向井敏)
「オール讀物」掉尾を飾る名コラムの十七年分を一冊に。開高健、永井龍男、丸谷才一、吉行淳之介など二十四人の作家による珠玉の小品。エッセイの醍醐味が味わえる。(向井)
海外生活での不毛と倦怠を描く大庭みな子氏の「三匹の蟹」、巧緻な小説技法を示す丸谷才一氏の「年の残り」、青春文学の傑作庄司薫氏の「赤頭巾ちゃん気をつけて」他。
神戸の街で和漢洋食、横浜の朝がゆとホテルの洋食、岡山に西国一の鮨屋、伊賀と伊勢は牛肉の国、利根の川風ウナギのにおい、神君以来の天ぷらの味――美味をたずねて東奔西走。
評判のウーマン・リブは分からないとか、もしヒトラーが女好きでなかったらとか、世の中あらゆることに“大きなお世話”をやいて、ウィットをきかせたコラム集。(百目鬼恭三郎)
パーティの話とパンティの話、怪談の話と男色の話、犬料理の話と紅衛兵の話……果てしない“わたし”と女の会話。むだ話のようでいて、知恵の楽しみを味わわせるしゃれたエッセイ。
老い、病い、死という人生不可知の世界を結実させた芥川賞受賞作ほか、人生のひだを感じさせる傑作短篇集。「年の残り」「川のない街で」「男ざかり」「思想と無思想の間」収録。(野呂邦暢)
六十九歳の病院長が患者の少年との交渉から回想される若き日の情景と現在の老境とを見事に対比させた芥川賞受賞作と三篇の作品集
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