作品
「文藝春秋」創刊以来の名物として続く巻頭随筆から、選り抜き百篇を集めた一冊。芥川龍之介をはじめ、日本最高峰の文筆家がずらり。
吉村昭と「東京の戦争」、野坂昭如と「無責任論」、丸谷才一と「戦争と艶笑」、野中郁次郎と「撤退と組織」…十二人と語る激動の時。
征韓論から西南戦争まで当時の写真と絵でたどる〝西郷隆盛〟と「翔ぶが如く」の世界。星新一・山本七平・丸谷才一など多彩な執筆陣。
文藝春秋の電子書籍約3500点を対象に、2016年1年間全ての電子書店の電子書籍売上を集計した、電子書籍ベスト100です。
吉行、安岡、丸谷……。あの村上春樹が、戦後の作家六人の小説をあっと驚く新鮮な視点から読み解く。創作の秘密を明かす刺激的な本
芝居の世界に身を捧げ57歳で早世した十八代目中村勘三郎。不世出の歌舞伎役者を幼時から知悉する作者だけが知る素顔の名優の姿。
「食通知つたかぶり」「日本語相談」「思考のレッスン」などのエッセイ、里見弴・大岡信・吉行淳之介らとの呵呵大笑の対談を収録。
ゴシップ傑作選、うまいもの番付、ホエールズ論、文士のタイトル、懐かしい人――小説誌掲載の知的ユーモアエッセイから選りすぐる。
06年に逝った著者、渾身のがん闘病記を収録する週刊文春「私の読書日記」と95年からの書評を集めた才気とユーモア溢れる1冊
文学賞選評・文藝時評の他「侃々諤々」「大波小波」など匿名コラム、「大衆文学時評」さらに新発見の小説二作。詳細な年譜書誌つき。
女性国文学者の恋を技巧を尽して描く「輝く日の宮」、中篇「持ち重りする薔薇の花」、絶筆「茶色い戦争ありました」他初期習作三作。
呪術と神話、英雄叙事詩とパロディ、言葉遊びとゴシップ…。ジョイスの文学を多層的に分析、かつ世界の文学の現在を縦横に論じる。
国家とは…上質のユーモアとエロティシズムを織り込み社会現象のように語られた「裏声で歌へ君が代」と、短篇の最高傑作「樹影譚」。
勅撰集にこそ日本文学史を読み解く鍵がある―画期的文学史を提唱した「日本文学史早わかり」、悲劇の天皇歌人に迫る「後鳥羽院」等。
六十九歳の病院長を主人公に深い人生観が透徹した芥川賞受賞作「年の残り」、戦後日本文学の金字塔と高く評価される「笹まくら」等。
石川淳・吉行淳之介・大岡昇平から松本清張・司馬遼太郎・村上春樹まで――新しさと刺戟に満ちた同時代作家論と、日本語論を収録。
市民社会と個人の錯綜した関係をユーモア溢れる筆致で描いた「たった一人の反乱」、小説的趣向を存分にこらした「横しぐれ」等三篇。
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