作品紹介

巨匠・黒澤明は生前、自分の好きな映画を100本選んだことがあります。そのリストをもとに、娘の黒澤和子さんが新たに構成したものが本書です。
和子さんが明氏と一緒に映画館に行き、帰りの喫茶店の中で語り合ったこと。インタビュー中に明氏が語っていることを傍らで聞き、覚えていたこと。テレビやビデオを父と並んで見ながら話し合ったこと――。その時々の明氏の感想を、具体的に再現します。
たとえば「チャップリンの黄金狂時代」については、「チャンプリンは俳優としても才能があって、喜劇というのは一番難しいんだ、泣かせるのは楽だけどね。監督としても才能があって、音楽にも精通していて、本当に才能あふれた人だったと思う。何か、ビートたけしってそういう所があると思うよ」。その北野武監督の「HANA-BI」については、「『その男、凶暴につき』を見たときから、才能あると思ったね。出てる人の一人一人の存在感がしっかり出ている所がすばらしいね」。宮崎駿監督の「となりのトトロ」については、「アニメだけれど、ボクとても感激しちゃってね。ネコバスなんてすごく気に入った。だって、思いつかないでしょ。『魔女の宅急便』は泣いちゃった」。それぞれ大絶賛しています。
ほかにも、「モロッコ」「会議は踊る」「三文オペラ」「赤西蠣太」「荒野の決闘」「自転車泥棒」「青い山脈」「「ゴジラ」「幕末太陽傳」「勝手にしやがれ」「太陽がいっぱい」「鳥」「ゴッドファーザー パート2」など古今東西の名画を、〝世界のクロサワ〟ならではの視点で楽しめます。

担当編集者より
黒澤明監督は生前、お気に入りの映画100本を選んでいました。そのリストに、長女の和子さんが記憶していた明氏の感想を加えたのが、『黒澤明が選んだ100本の映画』です。〝世界のクロサワ〟と名が轟いたほどの大監督ですから、他者の作品には手厳しいのかと思いきや、あにはからんや。チャップリン、ジョン・フォードといった大先輩は勿論のこと、今も日本で活躍中の宮崎駿、北野武らの作品にも「感激した」「最初から才能あると思った」と手放しで誉めています。巨匠が語り残した映画の魅力を堪能でできます。
商品情報
書名(カナ) クロサワアキラガエランダヒャッポンノエイガ
ページ数 232ページ
判型・造本・装丁 新書判
初版奥付日 2014年04月20日
ISBN 978-4-16-660967-3
Cコード 0274

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