お知らせ
- 2022.11.08
- 11月8日にシリーズ第二巻『神と王 謀りの玉座(たばかりのぎょくざ)』が発売されます
- 2022.11.01
- <特集>【終了しました/期間限定】 浅葉なつ新作ファンタジー『神と王 謀りの玉座(たばかりのぎょくざ)』11月8日の発売まえに、たっぷり「本文」公開します!
- 2022.11.01
- <特集>浅葉なつ 壮大な神話ファンタジー『神と王』刊行記念 第一章全文公開!
- 2022.10.26
- <ニュース><11/8発売>浅葉なつ『神と王』登場人物紹介! その5:飛揚(ひよう)
- 2022.10.19
- <ニュース>11月8日刊行『神と王 謀りの玉座』カバー公開
- 2022.09.09
- <ニュース>累計200万部『神様の御用人』浅葉なつによる新シリーズ第二巻『神と王 謀(たばか)りの玉座』2022年11月8日刊行決定!
- 2022.02.07
- <インタビュー>「さらっと書いてあるけれど、“天の沼矛”はどこから来たのか?」日本の神話に着想を得た、新・異世界ファンタジー
- 2021.11.24
- 特設サイトが公開されました
- 2021.11.08
- <ニュース>浅葉なつ最新刊『神と王』カバー公開!& フォロー&リツイートキャンペーンを開催!
作品紹介
この世界に乱立する国々の中、古い歴史を持つ国・弓可留(ゆっかる)。父の後を継ぎ、歴史学者として日々研究に励んでいた慈空(じくう)はあの日、すべてを失った。
他国の「神と歴史」を奪って肥大する隣国・沈寧(じんねい)が、弓可留の宮殿に攻め入って王族を殺し、信仰のよりどころである国の宝珠『羅の文書』を奪い去ったのだった。
命からがら逃げ出した慈空の前に、謎の二人組が現れ、ある「石」の在り処を問う。その石こそは、慈空が親友だった王子から託されたもの――弓可留のもう一つの宝珠「弓の心臓」だった。
「神はなぜ、国を見殺しにした?」
片刃の剣を持つ風天(ふうてん)、不思議な生物を手首に飼いならす日樹(ひつき)、そして行商集団・不知魚人(いさなびと)出身の瑞雲(ずいうん)らと交わり、信じていた世界が根底から覆ってしまいそうな日々の中で慈空は、『羅の文書』の奪還を決意する。
踏みにじられた故郷のため、亡き親友のため、そして――
主な登場人物
※クリックして全身と詳細をご覧ください!
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風天
ふうてん
[22歳]大国・斯城国の「さる高貴な御方」の命で弓可留の宝珠「弓の心臓」「羅の文書」を探している。斯城国の国章が刻まれた鏡と片刃の剣を携える。
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斯城飛揚
しき・ひよう
[32歳]大国・斯城の副宰相。天文学、語学、財政学ほか収める才女だが、あらゆるモノを解体・研究する「壊し屋」。
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日樹
ひつき
[21歳]薬屋の店員。植物・種の深い知識を持ち、手首に「羽衣」という不思議な生き物を飼いならしている。風天とともに二つの宝珠を探す。
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慈空
じくう
[22歳]弓可留国の歴史学者。両親はすでに亡く天涯孤独。弓可留の王太子・留久馬とは兄弟のように育った。国教の四神教を信仰している。
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瑞雲
ずいうん
[24歳]行商集団「不知魚人」を仕切る頭領の一族。古今東西あらゆる武器に精通する、強靭な肉体とずば抜けた美貌の持ち主。傷を負った慈空の面倒を見る。
- 羽多留(わったる)
- 弓可留国28代王。
- 留久馬(るくま)
- 弓可留の王太子。
- 沈 源嶺(じん げんれい)
- 沈寧国3代王。
- 沈 薫蘭(じん くんらん)
- 19歳 沈寧国の王太女。
- 丈牟西(じょう・むさい)
- 水の女神・丹内仙女(にないせんにょ)を篤く信仰する小国・丈国の2代目王。
- 細(ささめ)
- 行き倒れていたところを日樹の祖母に拾われ、以降梯子の闇戸で暮らす。薬草に詳しい。
- 三実(みつさね)
- 日樹の祖母。梯子の闇戸の柱石(ちゅうせき)(長)。夫の幹郷(もとさと)とともに、優秀な種術師。干魚の鰭が好物。
用語解説
- 杜人(とじん)
- 世界に三か所あるという、御柱(おんばしら)のある森・闇戸(とくら)に住む人々。都市部に比べ「文明の劣った種族」とされている。
- 不知魚人(いさなびと)
- 世界中を渡り歩く行商集団。国籍を持たず、陸と海の群がある。甲羅を持つ巨大生物・不知魚(いさな)を飼いならしている。
- スメラの伝説
- 命を生む正神(まことのかみ)スメラが、人々をいつか『新世界』に連れて行く、と闇戸で言い伝えられてきた。
作画・木村弥世


著者コメント
日本において神様や神社は、本来「感謝の祈りを捧げる相手(場所)」であり、それを知ってもらいたくて「神様の御用人」という本を書いてきました。そして今回新シリーズを立ち上げるにあたり、私たちが漠然と理解している「神とは何か」という、本質的な部分を描いてみたいと思いました。
世界が違っても、神に縋り、神を憎み、神と生きてきた人たちの物語は、現代の私たちにいろいろな気付きをもたらすはずです。
少しずつ明かされる世界と神様の秘密を、一癖も二癖もあるキャラクターと共に、追いかけていただけると幸いです。
浅葉なつさんプロフィールはこちら
イラストレーターコメント
(口絵・キャラクター画像作成)
キャラクターデザインを考える際はいつも苦労するのですが、『神と王』では浅葉さんが紡ぐ物語に吸い込まれ、まるでこの世界に生きる人物を直接スケッチしているような、そんな不思議な感覚を覚えました。
そして、スケッチの筆を走らせながら、キャラクター同士の掛け合いに焦燥し、癒され、涙しました。
時間が許すならば、この世界で、建物や風景、果ては草木のひとつひとつまでをスケッチしていたかったです。
岩佐ユウスケさんプロフィールはこちら