作品
幼い息子を喪った父。〈その日〉をまえにした母に寄り添う少女。日本の美しい風景のなか、生と死がこだまする、ふたりの巡礼の旅。
人気漫画家の西原理恵子さんが、波瀾万丈な人生経験をもとに、恋愛、就活、家族関係、金銭トラブルなどあらゆる悩みに答えます
出産のために離れて暮らす母親を慕う5歳の女の子の素敵なクリスマスを描いた作品ほか寒い季節を温かくしてくれる12の冬の物語
記憶に刻まれた“春”は、何度でも人生をあたためる。憧れ、旅立ち、別れ、幼い日の母の面影——温かい涙あふれる12の春の物語
誰より気が合う相棒の転校を前に、僕らは冒険に出かけた——憧れのあの2人組のように。友人を家族を恋人を“想う”12の夏の風景
離婚しないで、といったら、2人はどうするだろう——家族そろっての最後の外食を描いた「少しだけ欠けた月」ほか、12の秋の風景
20年ぶりに母校で再会した同級生たち。校庭に埋めたタイムカプセルとともに、かつての夢とそれぞれの胸の思いが封印を解かれる
30年ぶりの仙台。昔懐かしいロック喫茶で手にした色褪せた冊子。もしやこれはあの娘の…。ある思いが駆けめぐった
引き出しに仕舞われていた古いビデオテープ。そこには死別した夫が撮影した若かりし日の幸せそうな私が映っていた…
年上の彼女に教えてもらったコーヒーの味。苦味の強いマンデリン。19歳の冬の切ない思い出とともに僕は噛みしめる
夫と関係をもった税理士があなたと同姓同名だった。偶然ですね。確かにあなたの匂いがしたわ…妻からのメールに私は
知り合った男は宮大工! 親しくなるうちに結婚を意識するが、それをほのめかした途端、男は音信不通に……
まだ子どもだった頃、夢のなかで一度だけ嗅いだ“男のにおい”が未だに忘れられない……35歳・季理子の物語
小学生の数年間、自分の世話をしてくれて、ある日消えた初子さんに、父の通夜の席で再会した。彼女は何者だったのか?
ちょっと不思議な話をしたろか、それは大阪万博の前の年のこと。小学生だった俺の近所には小さな市場があった……
大事にしてきたたった一人の可愛い妹が、突然誰かの生まれ変わりと言い出す表題作のほか、5篇を含む第133回直木賞受賞作
人間の記憶の中で“香り”は一番忘れがたいものとされている。遠いあの日を思い出す、8人の作家が描く“香り”を題材にした短篇小説集
40年ぶりの再会。眩しかった彼女と浅間山へ——清冽にしてせつない珠玉の4篇。泉鏡花賞・芸術選奨文科大臣賞をW受賞した話題作
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