作品
カツカレーから諍いとなり、同棲相手の秋恵を負傷させた貫多。関係修復を図り、姑息な小細工を弄するが。〈秋恵もの〉完結篇!
巻頭対談は西村賢太さんと壇蜜さんという異色の顔合わせ。お互いの執筆スタイルから始まった話が、SM論へとつながる意外な展開に。
私小説をひたすら愛し、夜ごと酒を呑み、風俗体験を重ねつつ、机に向かう日々。型破りな魅力の私小説書き、芥川賞受賞前後の随筆集。
古書店に通いつめる若き日の貫多。田中英光の初版本や手紙を購うため、日雇い仕事に精を出すのだが。彩り豊かな六篇を収録。
私小説の救世主として純文学界に躍り出た著者の連作小説。同棲相手の秋恵と繰り広げる人間模様。人間存在の情なさと愛おしさに迫る。
2011年3月から一年余の日々の記録。徹底的に自己からの眺めに徹した一人の作家の生活と意見がここにある。静謐で刺激的な一冊。
芥川賞受賞の弁から、赤裸々な性体験を書いて話題を呼んだ「東スポ」連載まで。「私小説の救世主」が世相に、政治に、文学にもの申す!
「週刊文春」にJT提供で連載の各界著名人の「くつろぎ」をテーマにしたリレーコラム。第144回芥川賞同時受賞の朝吹真理子氏、西村賢太氏の特別寄稿も掲載
金欠、妄想、愛憎、暴力。救いようもない最底辺男の壮絶な魂の彷徨は、悲惨を通り越し爆笑を誘う。新芥川賞作家の傑作私小説2篇
同棲相手との金をめぐる喧嘩が悲喜劇的な表題作と、女が偏愛するぬいぐるみが悲惨な結末を迎える「焼却炉行き赤ん坊」の2篇を収録
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