作品
一途な愛に生きた高知の詩人・大川宣純。病床の女流歌人と作家の書簡。少年探偵団シリーズの内容紹介の面白さなど珠玉のエッセイ
舞台は昭和初期、上流家庭の花村家に女性運転手がやってくる。令嬢の英子は彼女に興味を持ち、ひそかに<ベッキーさん>と呼ぶが
啄木や西條八十の詩との幸福な出会い。子供の詩を貶める文章への痛烈な批判。柔軟で屈伸自在な美の結晶<詩歌>を慈しむ名エッセイ
子供に恵まれず追い詰められた夫婦は産院に忍びこみ新生児を奪って逃げるが、看護婦に見咎められる。女達の暗い情念を描いた傑作
同僚への秘めた想い、途切れてしまった父娘の愛、義兄妹の許されぬ感情…。人の数だけ、愛はある。短篇ミステリーの名手が挑む十篇の愛の物語。山口雅也ら十一人による豪華解説付き。
同僚への秘めた想い、子どもの頃死んだ弟への愛しさ、義兄妹が抱く言葉にできない感情……それぞれの「愛」を描く、珠玉の短篇集
僕たち一家の悩みは隣家の犬の鳴き声。そこでワナをしかけたのだが、予想もつかぬ展開に……。他に豪華絢爛「この子誰の子」「祝・殺人」などユーモア推理の名篇四作の競演。(北村薫)
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