作品
贈答品転売を営む「宝屋」の茂平が殺された。盗られたものは干物と大福帳。取り合わせに鬼平は首をひねる。「御家大事」他4篇
「はじめてフランスへ行った。フランス映画を40年も観てきた所為か、すこしも違和感がなかった」。フランス旅行記3作が1冊に
「食」まつわる機知に富んだ内容。諸田玲子さんが訪ねる山間の名店「シェ・露堂」。麻生圭子さんが紹介する「時間を味わう京都の食」。藤沢周平「故郷・山形の味」。池波正太郎「小説に登場する知られざる味」など。
屋形船上で殺しが起こった。現場から逃げ出した浪人の素性は優しい男と聞き、鬼平の脳裏に疑念がよぎる。「あやかし」ほか4篇収録
池波正太郎は昭和43年に何を食べ、誰に会い、どんな映画や芝居を観ていたか? 下町の味をこよなく愛した作家の日記を公開
「鬼平犯科帳」「剣客商売」「仕掛人・藤枝梅安」などの人気シリーズから、大長篇「真田太平記」まで、全作品を網羅した決定版ガイド
ささいな不祥事が仇討に発展すると、討つ方も討たれる方も人生の断崖に立たされる。人の世の不条理をシニカルに描く9つの短篇集
人足寄場からの更生者ばかりを殺害する事件が起こり、寄場管理を任されていた鬼平は窮地に陥った。「私怨」ほか4篇収録
食の世界に語り継ぐべき名店があり、そこに職人あり。祇園の割烹から渋谷の居酒屋まで、「一見さん」には書けない、ちょっといい話
会ったばかりの平蔵に、いきなり「情婦にしてくれ」と迫る茶屋の女・おりき。彼女はいったい何を企んでいる? 「女心」など4篇を収録
池波フリークを自認する山本一力氏が、大好きな「鬼平犯科帳」の中から6篇を選び、特別エッセイと、講演録を加えたファン垂涎の書
戦国から江戸にかけての忍者を主人公にした7つの短篇集。忍者同士でさえ裏切り殺しあう時代、人の心を捨てた者たちの浮沈を描く
映画や演劇、万年筆に帽子、食べもの日記や酒のこと。洒脱なショート・エッセイを、著者直筆の絵とともに楽しめる、池波版絵日記
「文藝春秋」に掲載された良質な歴史エッセイ、手記、回想録で読む幕末維新の人物史。龍馬が、西郷が、勝が、新選組が、いまあざやかに甦る
貸元・富蔵に呼び出された栄三郎。借金の取り立てを依頼されるが、勢い余って相手を殺してしまう。「勢多の栄三郎」など4篇を収録
古い馴染みの女、お松と出会った同心・忠吾。しかしその数日後、お松は斬られ……。忠吾の勘が冴える「忘れ得ぬ女」など4篇収録
時代小説の定番ベストセラー「鬼平」シリーズがリニューアル。さらなる読者の拡大のため、活字を大きく読みやすくし、装幀も刷新
※未刊行の書籍は、刊行予定が変更になる場合があります。