作品紹介

一九四八年、李承晩の独裁政権成立に抗議し自由を求めて蜂起した島民の三分の一、八万人が虐殺された済州島の悲劇。待望の第四巻

担当編集者より
日本の敗戦による祖国解放の日々も束の間、旧日帝時代の売国奴、親日派が政治経済の実権を握る反動の嵐のなかで、一九四八年春、李承晩の軍事独裁政権樹立に抗議して蜂起し、全島民二十五万人のうち三分の一が虐殺されたともいわれる朝鮮最南端の島、済州島の悲劇を題材に、二十年を越えて書き続けられた金石範氏の『火山島』一万二千枚、全七巻がついに完結する。日本語で書かれた純文学作品としては、類をみない大長篇となった。既刊の第三巻までが大佛次郎賞を受賞したことでもわかるように、五十年近くを経て、未だにタブーとされる東アジア戦後史最大の悲劇を背景に、若き革命家群像の愛と苦悩をダイナミックに描き、「革命と社会主義の世紀」といわれる二十世紀を根底から見据える、ドストエフスキー的ともいえる深さを持った大河小説である。八月上旬に第四巻、以下二カ月おきで、最終第七巻は来年五月刊行の予定。(T)
商品情報
書名(カナ) カザントウ
ページ数 560ページ
判型・造本・装丁 四六判 上製 函入り
初版奥付日 1996年08月15日
ISBN 978-4-16-363590-3
Cコード C0093

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