作品紹介

新撰組や憂国の志士が闊歩する幕末の京都。若夫婦の真之介とゆずは、その地で道具屋「とびきり屋」を営んでいる。ある日真之介は道具の競り市で「茶杓箪笥」を買って店に持ち帰った。「茶杓箪笥」はその名のとおり茶杓を収める箱で、仕切りに一つずつ茶杓が収められていたが、一つだけ中が空いているものがあった。そこにあるべき茶杓をめぐり、新撰組の芹沢鴨、茶の湯家元の若宗匠、もとの「茶杓箪笥」の持ち主、そしてゆずの間で騒動が持ち上がる。 そこにあるべき茶杓はあの利休居士のものというが、真相は? 物を見立てる不思議と喜びを描く「とびきり屋見立て帖」、惜しくも急逝した著者が遺したシリーズ第四弾。表題作を含めた傑作連作短篇6本を収録。

担当編集者より
『千両花嫁』に始まる山本兼一さんの「とびきり屋見立て帖」シリーズ。最新作となる『利休の茶杓』は著者の山本兼一さんの急逝により、残念ながらシリーズ最後の作品となりました。『火天の城』『利休にたずねよ』『花鳥の夢』など、職人や芸術家の苛烈な人生に焦点をあてる作とは異なる「はんなり系」ともいえる本シリーズを山本さんはとても大切にしていました。物を見立てる不思議と喜び、そして夫婦の情愛に満ちた物語を、どうかお楽しみ下さい。
商品情報
書名(カナ) リキュウノチャシャク トビキリヤミタテチョウ
ページ数 256ページ
判型・造本・装丁 四六判 上製 上製カバー装
初版奥付日 2014年05月30日
ISBN 978-4-16-390065-0
Cコード 0093

感想を送る

本書をお読みになったご意見・ご感想をお寄せください。
投稿されたお客様の声は、弊社ウェブサイト、また新聞・雑誌広告などに掲載させていただく場合がございます。

※いただいた内容へのご返信は致しかねますのでご了承ください。
※ご意見・ご感想以外は、http://www.bunshun.co.jp/feedback/ から各部門にお送りください。

感想を書く