作品
定年後に何を読むかは重要な課題だ。それに応えて余りあるのが本書だ。この1冊があれば、古典も歴史も90歳を過ぎても読了しない。
戦中・戦後の激動の時代、“書く”という困難な道を選んだ女性たちの、しなやかで力強い生き様を描いた、梯久美子の“父娘”論。
戦後のシベリア強制収容所で過酷な日々を過ごしながらも、家族や仲間を想い、生きる希望を持ち続けた山本幡男の生涯と夫婦愛を描く。
シベリア抑留中に死んだ仲間の遺書を、厳しい監視網をかい潜り、驚嘆すべき方法で日本へ持ち帰った男たちがいた。勇気と知性の物語。
35階朝のヴァイキング食らいつつ 「これが幸か」と己に問えり現代の虚妄を撃つ言葉の力。高岡に新星の誕生です。
戦後十二年目にシベリア帰還者から遺族に届いた六通の遺書。その背後に驚くべき事実が隠されていた! 大宅賞と講談社ノンフィクション賞のダブル受賞に輝いた感動の書。(吉岡忍)
激動の時代を生きた昭和天皇の懊悩を明かす貴重な資料——それは御製。昭和史を知り尽くす歌人と作家が、語り尽くした30時間!
厳冬のシベリア、南太平洋の島で、傷つき倒れた無名兵士の遺書から戦争とは何かを探り、込められた次世代へのメッセージを読み解く
真珠湾攻撃で戦死した19歳の航空兵から、冤罪をも受け入れ死についた62歳の中将まで、82人の遺書・書簡・日記にみる、痛切な言葉
『犠牲 わが息子・脳死の11日』をなぜ書いたか――内面の葛藤と読者からの反響を通して、書くことによる癒しと再生を率直に語る
太平洋戦争中、南洋の激戦地から父母、妻子、恋人などに宛てた兵士たちの私信を新たに発掘。解説とともに紹介する、感動の記録
天性の柔軟な身体と華麗なフォーム。その打球が廃虚の空に描く、虹のような放物線。西鉄黄金時代を築いた天才打者の破天荒な人生
敗戦の灰燼の中から産業界で覇を唱えた起業家・平木信二と短距離の雄・吉岡隆徳。東京五輪をめざした両人の苦闘を描く感動の千枚
時流に媚びず、逆境に屈せず、自らの信念、理性、情熱に殉じた人々の感動の軌跡。沢木耕太郎、鎌田慧、辺見じゅんの三傑作を収録
敗戦後十二年目に遺族が手にした六通の遺書に秘められた驚くべき事実。第二十一回大宅壮一ノンフィクション賞を受けた感動の力作
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