作品
余命僅かの宣告を受けた殺人願望を秘めた男と殺人犯逮捕に執念を燃やす刑事。死を恐れぬ者たちが最期に臨む戦慄の光景とは……。
韓流ブームで日本人が訪れるようになった全羅北道・南原市の春香祭。「蒼き狩人」と名乗る連続殺人犯の予告殺人に十津川警部が挑む
老夫婦刺殺事件の容疑者に、時効事件の犯人がいた。今度こそ罪を償わせる、と執念に燃えるベテラン検事に後輩検事が抱いた苦悩とは。
耶馬台国はどこにあったのか。古代史のロマンと推理の面白さを結晶させた清張古代史の原点。「形」「寝敷き」「断線」計4篇を収録
二百五十年の伝統を誇る西陣織の織元が可愛がっていた舞妓が殺された。そして当主の妻も。古都の美しさをあざむく血塗られた連続殺人にキャサリンが挑む。(郷原宏)
独身実業家が殺され、三人の愛人に容疑がかけられた。やがて莫大な遺産を巡って第二、第三の悲劇が。会津と日光を舞台に十津川警部が活躍する長篇トラベル・ミステリー。(郷原宏)
大海人皇子に一命を救われた百済人・鋭飛は敵対する近江朝の間者を殺戮。勇名をはせるが……。歴史に翻弄されつつも信じる道を歩む武人、女人、無告の民、慟哭のドラマ。(郷原宏)
新宿駅で西本刑事に手渡された手紙にミス羽衣と名乗る女から救いを求めるメッセージが。三保松原に飛んだ西本だが女はすでに死亡していた。円熟のトラベル・ミステリー集。(郷原宏)
BC級戦犯として処刑された男と甲子園を目指し投げ合った元巨人軍投手スタルヒンを描く表題作と「端島の女」の直木賞受賞作を含む作品集。「頭領と親友」「夜の運河」収録。(郷原宏)
M化学工業財務部長の宇田康雄には、妻に言えない秘密があった。若い愛人に店を持たせたのだ。その費用を捻出すべく、彼は株に走るが……。著者得意の長篇恋愛小説。(郷原宏)
“永遠の二枚目”といわれた長谷川一夫は、ただ観客のためだけに二枚目を演じ続けた。生立ち、恋、名声、刃傷事件から財産まで、男の花道の真実を大胆に描く長篇小説。(郷原宏)
“離婚旅行”のため京都に来た人気女優と映画監督夫婦の周辺に起きる連続殺人事件。芸能界の深部の暗闘が捜査を妨げる。京都府警・橋口警部補とその恋人リカが大活躍。(郷原宏)
元号は絶対的なものなのか。免許証の生年月日を西暦に書き換えれば罪になるのか。風変わりな裁判を軸にした表題作に年齢と誕生日の矛盾を描く「年齢論争」を収録。(解説・郷原宏)
編集者・由紀子の愛する担当作家を殺した犯人は? 表題作など傑作推理短篇集。「猿を抱いた少女」「獣医殺人事件」「真紅のマニキュア」「愛の罠」「三通の遺言状」他二篇収録。(郷原宏)
華やかな時代祭の行列が京都御苑を出発したとき「紫式部」が殺された。そして次々に起こる殺人事件。伏見稲荷、戒光寺、北野天満宮、と古都を背景にした長篇ミステリー。(郷原宏)
※未刊行の書籍は、刊行予定が変更になる場合があります。