作品
娘の嫁ぎ先を滅ぼし下克上を果たした宇喜多直家。戦国の梟雄を駆り立てた真の背景とは? 第九十二回オール讀物新人賞受賞作他六篇。
髪結いの伊三次と芸者のお文。仲のよい夫婦をめぐる騒動を、江戸の夜空にかかる月が見守っている。大河ロマン的な人情時代小説です。
不破龍之進ときいとの間に長男が生まれ、伊三次一家も祝いのムードに包まれる。一方、絵師としての才能に疑問を感じ始めた伊与太は?
江戸の大火ですべてを失ってから早十年。伊三次とお文は女の子を授かった。一方、若き同心不破龍之進も身を固めるべき年頃だが……。
絵師の修業に出ていた一人息子の伊与太が、兄弟子と喧嘩をして実家に帰ってきた。伊三次とお文の心配をよそに伊与太は働きだすが…。
伊三次の息子、伊与太が秘かに想う幼馴染みの茜。だが彼女の奉公先、松前藩の若君も茜に好意を持ち始めていた。人気シリーズ12巻。
心が通わない妻と放蕩息子の間で人生の空しさと焦りを感じる紙屋新兵衛が、薄幸の人妻おこうに想いを寄せ、深い闇に落ちていく。
「髪結い伊三次捕物余話」シリーズなどで人気の時代小説作家によるエッセイ集第二弾。函館在住、主婦でもある彼女が日々を綴ります。
半年前に別れた女房が訪ねてきた理由とは? 片隅に生きる男女の微妙な情を描いた表題作ほか、小説作りの名手の技冴える作品集
美人だけど性格が悪い僕のおばさん。でも彼女は、正真正銘の天使だった。なぜなら、自分の命を分け与えることができたから——
大人気シリーズ「髪結い伊三次捕物余話」11巻目。江戸に起きる事件を通して、伊三次をとりまく人々の心温まるふれあいを描きます
人が命がけで守るべきものは何か。救いのない武家の掟の厳しさを描いて、人間の強靭さと暗いカタルシスを伝える珠玉の短篇集
江戸を騒がす凶悪事件に某大名の姫君失踪。番方若同心となった不破龍之進は、伊三次や朋輩とともに奔走する。人気シリーズ第8弾
女性作家3人が選んだ、驚きと感動に満ちた時代小説6篇。極めつきの名短篇が与えてくれる「希望」をめぐる充実の解説座談会付き
不破龍之進が結婚し、伊三次とお文がひと安心したのも束の間、絵師の下で修行していた息子が兄弟子と喧嘩し、帰ってきてしまった
御厩(おうまや)河岸、竈(へっつい)河岸、浜町河岸……。江戸情緒あふれる水端を舞台に、たゆたう人々の心を柔らかな筆致で描いた、著者十八番の人情噺
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