作品
「愛」から「ワンルームマンション」までの日本語を、笑いと毒で翻弄し、蹂躪する。作家という悪魔が降臨する、もっとも危険な辞典。
売れない芸人徳永は、師として仰ぐべき先輩神谷に出会った。そのお笑い哲学に心酔しつつ別の道を歩む徳永。二人の運命は。
荷風、百閒、澁澤龍彥、吉行淳之介…食にまつわる不安と喜び、恐怖と快楽を描いた傑作の数々。次代に伝えたい「食べる」という教養。
迷宮殺人と謎の小人、人工臓器を備えた科学探偵、窃盗団に身をやつした貴公子……江戸川乱歩や海野十三にオマージュを捧げる短篇集。
文春文庫から電子書籍化されている作品から、時代、ジャンルをこえて魅力的な作品100冊を選び『文春文庫 電子書籍ベスト100』を制作しました。
「人生とは落丁の多い書物に似ている」。創刊時の「文藝春秋」に連載され、いまなお読者の熱烈な支持を受ける箴言集。筒井康隆解説。
警官殺し容疑で逮捕された佐木隆三氏、給料日本一の社を辞した津本陽氏ほか渡辺淳一、田辺聖子、瀬戸内寂聴各氏ら19人の転機とは。
『大いなる助走』から四半世紀、巨匠・筒井康隆が再び文壇の内幕を描く! 前衛的文芸誌「ベラス・レトラス」に集う作家たちの命運。
猫が、タヌキが、妻が、編集者が壊れ続ける! ラストが絶対読めない、天才作家の悪魔的なストーリーテリングが堪能できる短篇集
総項目数1万2千の言葉をエスプリと毒をきかせて定義しなおす一家に一冊、抱腹絶倒の書。著者にかかると日本語はかくも面白い
大麻に耽りながら世間に呪詛を浴びせる「俺」は寝たきりの祖母を懸命に介護する。挑戦的でまったく新しい饒舌体で、芥川賞を受賞した
筒井康隆、井上ひさし、吉行淳之介など12人の作家が交替で編集長を務めた希有な雑誌に登場した著名人の本音爆笑インタビュー集
地方都市で起きた連続殺人。犯人は町の文化人を次々に殺すつもりか? 半狂乱に陥った作家の“恐怖”を克明に描く傑作異色ミステリー
出版不況、文学の衰退……。この船のさだめは、海の底へ導かれているのか。「大いなる助走」から30年。鬼才のおそるべき文学作品
「ヘル」では生者も死者も一緒くた。恨みも愛も甦り、逃げても逃げても追っ手が迫る。さあ待望のドタバタ筒井ワールドの始まりだ
天才作家・筒井康隆の傑作ばかり全30篇。炸裂する妄想と驚愕の技巧で、空前絶後の快楽が脳髄にしみわたる。恐るべき短編集誕生!
同人誌作家が文学賞をめざして抱く大いなる野望と陰謀。文壇とそこに巣食う俗物たちを徹底的にパロディ化、嘲笑した猛毒抱腹の著
文壇予備軍・同人誌作家が文学賞をめざして抱く大いなる野望と陰謀。文壇の裏側を徹底的にカリカチュアライズし、皮肉たっぷりに描いた作品として世評を賑わした長篇。(大岡昇平)
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