作品
人間には非常事態だからこそ、守るべき愉しみがある。3・11直後の日本で、小林信彦は何を想い、何を憂い、何を見ていたのか――。
巷に氾濫する不思議な日本語を一刀両断したかと思えば、冷やし中華の起源に迫り、売れる女優を予言する。信彦節が冴え渡るコラム集。
政権交代がなされ、新型インフルエンザが世を騒がせ、森繁久彌が亡くなり……読者への刺激を一瞬もやめない「本音を申せば」第六弾。
「週刊文春」好評連載二〇一二年分。老作家は、怒りが湧いてくるばかりの世相に半ば背を向け、映画について幸福そうに語るのだった。
脚本家・映画監督・作家として注目を集める西川美和。最新作『夢売るふたり』の公開に合わせ、その豊穣な作品世界に光をあてた1冊
〈世界のクロサワ〉の全作品をその公開時に見ることをつづけてきた著者が書く、時代と格闘してきた映画作家の栄光と挫折、喜びと苦悩
傑作『IT』で破滅から救われた町デリーにまたも危機が。不眠症に苦しむ老人ラルフが見た不気味な医者を前兆に、邪悪な何かが迫り来る!
小泉内閣の傍若無人ぶり、狂牛病の恐怖、米同時多発テロの戦慄、そして志ん朝さんの死……2001年を書きとめた好評エッセイ第4弾
大リーグの現場を監督篇・投手篇・打者篇・守備篇に分け超一流選手達に具体的に語らせた、野球が百倍楽しめる名著。待望の文庫化!
町に迫る破壊。町を二分する妊娠中絶論争の場がその舞台だ。阻止できるのは二人の老人だけ…。人々の勇気を謳う巨匠のホラー大作
不眠症に苦しむ老人ラルフが朦朧とした中で見た不気味な医者。それを前兆に、邪悪な何かが迫り来る――街を憎悪の色で染めながら
アメリカ映画がいちばん幸せだったハリウッド黄金期を生きぬいた女優が、その自由奔放な人生をふりかえる。詳細な年譜・訳註付き
(上を参照)
欲しい品が必ず手に入る謎の骨董屋。実現した夢の代償に客が支払うものは……憎悪の黒い炎に破滅する田舎町を描き尽くした恐怖の大作
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