作品
大正・昭和に文藝春秋で活躍した菊池寛、芥川龍之介、永井荷風、坂口安吾、白洲正子等なかなか読めない作品を一挙に集めた傑作選
美貌の未亡人瑠璃子が、男性のエゴイズムに復讐しながら、最後は彼女を慕う青年に殺されるまでを描いた長篇小説。解説・川端康成
作家をめざす柏木太陽は川端康成生誕百年記念「雪国展」開催の越後湯沢と葛飾北斎が晩年過ごした長野県の小布施で事件に遭遇する
老婆の「当たり屋」が大勢いるという噂を確かめるべく、玄界灘の小島を訪れたわたしが目にした光景とは――。「望潮」他六篇収録
文豪たちは、いかなる奇人であったか。芥川龍之介、森鴎外、泉鏡花、谷崎潤一郎など、八人の文豪の奇談を、異能の著者が描く傑作
日本語の不思議、奇怪、魅力を語りつづけるこの著者の、創意にみちたコラム五十講。「ら抜き言葉」をはじめ変貌する言葉の観察日記
井伏、川端から大江、立花、春樹まで、昭和平成の文学星座表。切れ味満点、ユーモアたっぷり、便利至極、批評集ならではの独創編集
天麩羅ソバの天麩羅は揚げたてではいけない――NHK「男の食彩」でおなじみの筆者がいざなう「食」と「モノ」の玄妙な世界
自分でもわからぬ樹木の影への不思議な愛着。現実と幻想の交錯を描く、川端康成文学賞受賞作。これぞ、短篇小説の快楽! 「鈍感な青年」「樹影譚」「夢を買ひます」収録。(三浦雅士)
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