作品
文学修業。亡友立原正秋、埴谷雄高、遠藤周作の思い出。酒、カラオケから、政治、事件まで、文学者が見つめて、綴る、珠玉の随筆
それぞれん夢賭けて、そん夢破れたのが無鹿――。大友宗麟が作った理想都市・無鹿を訪ねての歴史幻視を描く表題作他傑作遺稿四篇
人は死んだら、どこへ行くのだろう? 転生、奇蹟、神、宗教と科学……、生の根本にかかわる問いをめぐり、本木雅弘、青山圭秀、カール・ベッカーらと交わす“魂の対話”。(加藤宗哉)
吉行淳之介、村松剛ら、友人の死との際会。忍びよる病いの影。その中で明るさとユーモアを貫く著者の静かな闘い。心にしみる随想
誰でも、貴重な出会いのシーンや忘れられないあの人の思い出が、ひとつぐらいは胸に浮かぶもの……。遠藤周作、佐藤愛子、岸田今日子、辻邦生ら著名人75人が語る出会いのエッセイ集。
時代の奔流にめまぐるしく揺れる人生の羅針盤。どの星を頼りに、信ずべき航路を見出したらよいのか……。宗教、暴力、マスコミの問題から折々の感懐まで、みずみずしく綴る随想集。
神の愛、愛の神を説いた〈その人〉の生誕から復活まで、フラ・アンジェリコやルオーなどの名画とともにたどる十五章。限りないやさしさで私たちを誘う奇跡の生涯を明快に説く画文集。
大名との政治ゲームを見事に勝ち抜いた信長。しかし本当の勝者は天皇ではなかったか? 母を恋慕するマザコン男の信長、〈水の人間〉信長など、新しい信長像を打ち出した注目の対論。
せちがらい世の中で、人間への信頼を結ぶ宝石のようなエピソード。時事的な問題にふれての、具体的な提言、助言、苦言。時の滴りを発酵させた随想録。あなたの時の深さを計って下さい。
さくらももこ、楠田枝里子、山田太一、立花隆、そして匿名のシブカジ・ギャル……、今をときめく快女・快男の面々と、ユーモアの火花散らして時代を語る、楽しく読めて、タメになる対談集。
名作『深い河』のバックボーンを、本木雅弘、青山圭秀、横尾忠則らと縦横無尽に語る対話集。「心の時代」の行方を探る絶好の書
木曾川べりに住む一介の野武士が、運を天にまかせて、やがて大名に。信長・秀吉の時代を苛烈に生き、花と散った前野将右衛門の生涯を、新史料を駆使して描く戦国ロマン。(篠田達明)
(上を参照)
死ぬ時は死ぬがよし……だれもがこんな境地で死を迎えたい。でも死はひたすら恐い。だからこそ死に稽古が必要になる。周作先生が自らの失敗談を交えて贈る人生セミナー。(矢代静一)
日々移ろう中、細かく揺れ動く心の羅針盤。行方定まらぬ今だからこそ、不動の中心を見つめたい、そんな思いを込めた随想九十九篇
移りゆく時代、変る世相人情……もっと住みよい、心のかよう世の中になるようにと願いをこめて贈る九十九の感想と提言。時事問題から囲碁・パチンコまで、幅広い話題のエッセイ集。
小説界の第一人者もかつては落ちこぼれだった。落第、浪人、家出、文学熱中……何をしてもズレてしまう少年の、自分探しジグザグ物語。全国の落第生諸君にエール!(さくらももこ)
信長をまつりあげるだけが能じゃない。いずれおとらぬ信長通が丁々発止の大論戦。現代に信長を蘇らせる、最もコンパクトな入門本
医療、福祉、宗教……様々な社会問題に、類いまれな好奇心と本質を見抜く作家の洞察力でせまり、果敢に発言したあの日この日。’50年代から’80年代までの時事エッセイ集。(廣石廉二)
時の滴りは、時の成熟。折にふれ綴られたよしなし事は、醗酵して芳醇な言葉の酒と化す。具体的な生活提言をふくむエッセイ九十九篇
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