作品
和田誠が憧れのデザイン業界での修業時代を文章と懐かしいデザインで綴った六〇年代グラフィティ。
日本語の不思議、奇怪、魅力を語りつづけるこの著者の、創意にみちたコラム五十講。「ら抜き言葉」をはじめ変貌する言葉の観察日記
言葉はゆれる。ゆれつつ生きる。日常なにげなくつかわれるニホン語の不思議を、言葉の奇才が語りつくす46講。ニホン語を愛する人、憂う人、さらにこれを壊す人におくる。(群ようこ)
ベストセラーの中に戦後世相を読む。シリーズ第二集は一九七○年前後。『人間革命』『日本列島改造論』。高度成長期を本の中に読む
特製年表付き、秘蔵写真満載。一葉没後百年ブームに火をつける。ひさし流解剖術が新しい一葉像を生む。
日本一の賢治好き井上ひさし氏が作家兼編集長になった。抱腹絶倒の賢治への架空インタビューからひさし流詳細年表まで。秘蔵写真満載。
三六○万部完売、“不滅の実用本”『日米會話手帳』、さらに男女同権をうたう『完全なる結婚』。この二冊から“戦後”は歩みだした
「女より酒さ」池波正太郎における振り仮名の研究から、「みんな粒より清純」ピンクビラの考察まで、ことばの鬼才による日本語観察記
「長嶋茂雄とはなんぞや?」を井上ひさし、糸井重里、ねじめ正一、清水義範、橋本治、R・ホワイティング、星野仙一、落合博満……そして長嶋本人が縦横無尽に語ったファン待望の書。
本所吉良屋敷内の炭部屋、赤穂浪士の討手をのがれ、身をひそめた上野介の隠し砦。かつて書かれざる最後の一刻余をえがくこれぞ井上戯曲の真骨頂というべき奇想あふれる忠臣蔵秘話!
いま静かなブームを呼んでいる最高にイキな知的ゲーム「歌仙」。豪華メンバーによる四巻の実作と座談会で、さながら一座の実況中継
浅草六区華やかなりしころ、そこに生きたさまざまな芸人たちの自由奔放、奇妙きてれつな生活ぶりとその終焉を、深い愛情と体質的共感をこめて描く異色作。(井上ひさし)
盲目の天才打者登場。打率は王選手をはるかにしのぐ四割七分四厘。神技というべき打法の秘密とは? 巨人軍をはじめプロ野球界は大狼狽。一匹の野球盲導犬が語る奇想あふれる物語。
自家製「広辞苑」のつくり方、催眠読書法のすすめ、歩く書斎など、書物とその周辺を語る珍談奇想。ときにはマジメに、またヨタ話ふうに、自在無礙の発想でひろがる読書エッセイ集。
どんな作家にも呑み込まれないぞとの気負いを少年時代に抱いたという著者が、優れた読み手との評判を得た連載書評と井上ひさし、向田邦子、山本周五郎らの作家論を収録。(杉山隆男)
明治があけて間もない浅草七軒町、西洋化の波に呑まれ、食いつめた芝居小屋を舞台に、やぶれかぶれに繰りひろげられる文明開化の狂騒曲。カッポレと西洋舞踏が入り乱れる奇妙な時代。
神田の質屋跡取り息子・源次はさるお大名と遊女桐壺の一粒ダネ。ひょんなことから奥州六十万石館家の殿様に成り上がった源次の波瀾万丈、酒池肉林、抱腹絶倒の半生記。(駒田信二)
(上を参照)
漢字四文字の成句を世をうつす鏡となし、あることなきことこきまぜて、ひさし流、才気縦横、驚天動地の考察を展開。さらに、山藤画伯の諧謔溢れるイラストを添えておくる世相戯話。
東大コンプレックスから強度の言語障害におちいり、故郷・花石にUターンした青年と彼をやさしくむかえる愉快な人々。すべての受験生とかつての受験生たちに贈るオモシロ青春小説。
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