作品
室町時代、北方世界の覇者であった安東氏。海外交易の利潤をもとに「浄土」をつくろうとした人びとがいた。胸躍る歴史小説。
年貢徴収のため新田開発を決断した川越藩主・柳沢吉保。生きるため開拓に励む農民たち。両者の階級を超えた友情と葛藤を描く――。
日本、朝鮮、琉球。東アジア三か国を舞台に、侵略する者、される者それぞれの矜持を見事に描き出した松本清張賞受賞作。
源頼朝の妻として、頼家・実朝の母として、源氏を支え続けた稀代の女性・北条政子を通して描く中編歴史小説。鎌倉三部作シリーズ
父・直家の跡を継ぎ豊臣政権の覇者となった秀家。関が原で壊滅し、八丈島で長い生涯を閉じるまでを描く傑作長編。
「武士の世をつくる」。頼朝の悲願を背負い、妻として母として時代の要となった政子。頼朝晩年の謎をも大胆に描く傑作時代長編。
孝心(親孝行)を奨励した後漢末期、名臣が輩出した。皇帝の外戚の何進、劉備の師となる盧植、曹操に重用された荀彧ら七人を描く。
広大な土地でいきなり始まった大工事。大商人が喜八郎の地元を食い荒らす!深川の人情と利益を守れるか!?人気シリーズ
徳川の分家筋・高須に生まれた四兄弟はやがて尾張、一橋、会津、桑名を継いで維新と佐幕で対立する。歴史と家族の情が絡み合う物語。
西郷隆盛は薩摩藩主の島津斉彬に仕え、天下のことに目覚め、一橋慶喜擁立のため暗躍するが……。時代小説の名手による西郷伝第一弾。
若くして活花の名手と評判の高い少年僧・胤舜は、ある理由から父母と別れ、京都大覚寺で華の道、人の道を学びつつ成長を遂げていく。
消息を絶っていた盗賊「桐山の藤兵衛一味」。再び動き始めたのはなぜか。時代に翻弄される人々への、十兵衛の深い眼差しが胸を打つ。
全く新しい孔明像を書き上げた、酒見流三国志。蜀と魏が五丈原にて対陣する。孔明最後の戦いはいかに。シリーズ、ついに完結。
冷徹な頭脳ゆえ「悪左府」と呼ばれた藤原頼長が、琵琶の名手を使い暗躍する。保元の乱へと転がる時代をダイナミックに描く!
江戸から明治への転換期。歌川国芳の弟子たちが、西欧化の波に翻弄されながらも絵を描き続けようとする、その執念と矜持を描く傑作。
家臣による当主弑逆を切掛に、会津の名家、蘆名家は崩壊の一途を辿って行く。オール讀物新人賞受賞作家による、初の連作短編集。
同心の養子となった吉五郎の様子がおかしいことを悟った、麻之助と町名主の清十郎。吉五郎には一葉という許嫁がいるのだが……。
五年の武者修行から国に戻った男が直面した驚愕の現実と、幼馴染の女の仕掛けてきた罠。直木賞受賞作に続く、鮮やかな世界。
天下泰平なかわせみに厄介の種はいつも外からやって来る…。どことなく緊張感の漂う男女四人の宿泊客を丁重に迎えたるい達だったが。
次期大河ドラマ井伊直虎を描いた『剣と紅』に続き、井伊家第17代当主で「赤鬼」の異名を取る井伊直政と家臣木俣守勝の歴史ドラマ。
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