香君新聞

三宅香帆エッセイ「わたしの愛する上橋菜穂子」

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作品紹介

『精霊の守り人』『獣の奏者』『鹿の王』の著者の新たなる代表作 誕生!

  • 香君 1 西から来た少女

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  • 香君 2 西から来た少女

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  • 香君 3 遥かな道

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    遥かな道

  • 香君 4 遥かな道

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    香君4
    遥かな道

あらすじ

遥か昔、〈神郷〉から降臨した初代〈香君〉が携えてきたとされる奇跡の稲〈オアレ稲〉の力によって、多くの国を従え、繁栄を誇って来たウマール帝国。

その属国〈西カンタル藩王国〉の藩王の孫、15歳の少女アイシャは人並外れた嗅覚を持ち、植物や昆虫たちが香りで行っているコミュニケーションを〈香りの声〉のように感じながら生きていた。

祖父の失脚の後、彼女の運命は大きく変転していき、やがて、ウマール帝国を庇護する美しい活神である当代〈香君〉の元で働くことになる。

神授の稲〈オアレ稲〉によって人々は豊かな暮らしを謳歌していたが、実はこの稲には恐ろしい性質があった。

害虫はつかぬはずのオアレ稲に、あるとき不思議な虫害が発生し、この稲に過度に依存していた帝国は、凄まじい食糧危機に見舞われる。

アイシャは当代〈香君〉と共にオアレ稲の謎に挑み、人々を救おうとするのだが――。

主な登場人物

アイシャ=ケルアーン
主人公の少女。ウマール帝国の属国である西カンタル藩王国の藩王の孫。幼少期より人並外れた嗅覚を持ち、植物や昆虫たちが香りで行なうコミュニケーションを〈香りの声〉のように感じることが出来る。
マシュウ=カシュガ
ウマール帝国の藩王国の視察官。帝国の中枢を担う新カシュガ家の出だが、父親のユーマ・カシュガは彼が17歳のときに行方不明に。祖父の失脚で祖国を追われて命を落としかけていたアイシャと出会い、彼女の特殊な能力を見出す。
オリエ
当代の香君。〈香君〉とは「香りで万象を知る活神」のことで、昔、初代の香君が奇跡の稲「オアレ稲」を帝国にもたらし、現在の繁栄を築いたとされる。彼女自身はリグダール藩王国の小貴族の娘だったが、13歳のときに〈香君〉に選ばれて以来、帝都の香君宮で暮らす。

地図

香君地図
香君地図2
地図:芦刈将