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お知らせ
- 2024.09.05
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- 2024.09.04
- <ニュース>新宿東口と池袋で「香君新聞」が? 上橋菜穂子の傑作ファンタジー、いま読みたいと街頭でも喜びの声
- 2024.09.04
- <エッセイ>「わたしの愛する上橋菜穂子」三宅香帆『香君』を読んで
- 2024.08.20
- 9月4日に文庫『香君1 西から来た少女』、『香君2 西から来た少女』が発売されます
- 2022.04.07
- <ニュース>上橋菜穂子の最新刊『香君』「感想ツイート プレゼント」キャンペーンを開催!
- 2022.04.05
- <『香君』刊行インタビュー>上橋菜穂子がわくわくした“香りと植物”の世界 「風邪で焼き魚の匂いがしないと気づいたとき、世界が平坦になった気がしました」
- 2022.04.05
- <『香君』刊行インタビュー>植物の“香りの声”を聴く少女、オアレ稲に依存したウマール帝国を襲う虫害… 上橋菜穂子が語る新作ファンタジー『香君』を描いた原動力
- 2022.04.05
- <『香君』刊行インタビュー>「人間が命を繋いでいられる理由、見えないネットワークにすごく心惹かれるのです」上橋菜穂子の7年ぶりの物語『香君』が映し出すもの
- 2022.03.24
- <ニュース>上橋菜穂子の最新刊『香君』発売!&「フォロー&リツイート プレゼント」キャンペーンを開催!
- 2022.03.15
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- 2022.02.24
- <ニュース><3月24日発売>上橋菜穂子さん新作長編『香君』(上下巻)の装丁を公開!
- 2022.02.17
- <ニュース>上橋菜穂子、7年ぶりの新たな物語となる最新作小説『香君』上下巻を3月24日に発売
著者コメント
上橋菜穂子プロフィール
1962年東京生まれ。文学博士。川村学園女子大学特任教授。1989年『精霊の木』で作家デビュー。著書に『精霊の守り人』をはじめとする「守り人」シリーズ、『獣の奏者』『鹿の王』など。野間児童文芸賞、本屋大賞、日本医療小説大賞など数多くの賞に輝き、2014年には国際アンデルセン賞作家賞を受賞。2020年、マイケル・L・プリンツ賞オナー、日本文化人類学会賞を受賞。医学博士・津田篤太郎との共著『ほの暗い永久から出でて 生と死を巡る対話』もある。
公式サイト:https://uehashi.com/
作品紹介
あらすじ
遥か昔、〈神郷〉から降臨した初代〈香君〉が携えてきたとされる奇跡の稲〈オアレ稲〉の力によって、多くの国を従え、繁栄を誇って来たウマール帝国。
その属国〈西カンタル藩王国〉の藩王の孫、15歳の少女アイシャは人並外れた嗅覚を持ち、植物や昆虫たちが香りで行っているコミュニケーションを〈香りの声〉のように感じながら生きていた。
祖父の失脚の後、彼女の運命は大きく変転していき、やがて、ウマール帝国を庇護する美しい活神である当代〈香君〉の元で働くことになる。
神授の稲〈オアレ稲〉によって人々は豊かな暮らしを謳歌していたが、実はこの稲には恐ろしい性質があった。
害虫はつかぬはずのオアレ稲に、あるとき不思議な虫害が発生し、この稲に過度に依存していた帝国は、凄まじい食糧危機に見舞われる。
アイシャは当代〈香君〉と共にオアレ稲の謎に挑み、人々を救おうとするのだが――。
主な登場人物
- アイシャ=ケルアーン
- 主人公の少女。ウマール帝国の属国である西カンタル藩王国の藩王の孫。幼少期より人並外れた嗅覚を持ち、植物や昆虫たちが香りで行なうコミュニケーションを〈香りの声〉のように感じることが出来る。
- マシュウ=カシュガ
- ウマール帝国の藩王国の視察官。帝国の中枢を担う新カシュガ家の出だが、父親のユーマ・カシュガは彼が17歳のときに行方不明に。祖父の失脚で祖国を追われて命を落としかけていたアイシャと出会い、彼女の特殊な能力を見出す。
- オリエ
- 当代の香君。〈香君〉とは「香りで万象を知る活神」のことで、昔、初代の香君が奇跡の稲「オアレ稲」を帝国にもたらし、現在の繁栄を築いたとされる。彼女自身はリグダール藩王国の小貴族の娘だったが、13歳のときに〈香君〉に選ばれて以来、帝都の香君宮で暮らす。