- 2022.02.17
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<本日より予約開始>上橋菜穂子、7年ぶりの新たな物語となる最新作小説『香君』上下巻を3月24日に発売
文:「本の話」編集部
『香君』上・下(上橋 菜穂子)
ジャンル :
#エンタメ・ミステリ
NHKでドラマ化された『精霊の守り人』をはじめとする「守り人」シリーズ、第12回「本屋大賞」を受賞して、今年映画化された『鹿の王』、そして『獣の奏者』などの作品で知られ、2014年に国際アンデルセン賞作家賞を受賞した上橋菜穂子さんが、長編としては、『鹿の王 水底の橋』から3年ぶり、新たな世界を描いた物語としては『鹿の王』以来、7年ぶりとなる新刊小説『香君』を刊行いたします。
『香君』あらすじ
遥か昔、〈神郷〉から降臨した初代〈香君〉が携えてきたとされる奇跡の稲〈オアレ稲〉の力によって、多くの国を従え、繁栄を誇って来たウマール帝国。
その属国〈西カンタル藩王国〉の藩王の孫、15歳の少女アイシャは人並外れた嗅覚を持ち、植物や昆虫たちが香りで行っているコミュニケーションを〈香りの声〉のように感じながら生きていた。
祖父の失脚の後、彼女の運命は大きく変転していき、やがて、ウマール帝国を庇護する美しい活神である当代〈香君〉の元で働くことになる。
神授の稲〈オアレ稲〉によって人々は豊かな暮らしを謳歌していたが、実はこの稲には恐ろしい性質があった。
害虫はつかぬはずのオアレ稲に、あるとき不思議な虫害が発生し、この稲に過度に依存していた帝国は、凄まじい食糧危機に見舞われる。
アイシャは当代〈香君〉と共にオアレ稲の謎に挑み、人々を救おうとするのだが――。
「香り」と植物や昆虫の生態をテーマに描く壮大なファンタジーの誕生!
上橋菜穂子さんからのコメント
草木や虫、鳥や獣、様々な生きものたちが、
香りで交わしている無数のやりとりを
いつも風の中に感じている、そんな少女の物語です。
著者プロフィール
上橋菜穂子(うえはし なほこ)
1962年東京生まれ。 文学博士。川村学園女子大学特任教授。
1989年『精霊の木』で作家デビュー。 著書に『精霊の守り人』をはじめとする「守り人」シリーズ、『獣の奏者』『鹿の王』など。 野間児童文芸賞、本屋大賞、日本医療小説大賞など数多くの賞に輝き、 2014年には国際アンデルセン賞作家賞を受賞。2020年、マイケル・L・プリンツ賞オナー、日本文化人類学会賞を受賞。
医学博士・津田篤太郎との共著『ほの暗い永久から出でて 生と死を巡る対話』もある。
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