作品
森繁久彌がアカペラで歌った「月の砂漠」、母が台所で口ずさんでいた「これぞマドロスの恋」……忘れがたい歌にまつわるエッセイ集
十五歳だったあの日、森の中で父さんと暮らすぼくは、あの人と出逢って性の扉を……。香り高い文体で描く少年のヰタ・セクスアリス
「文藝春秋」の長寿連載から、荒木経惟、久世光彦、群ようこ、美輪明宏、森毅ら各界著名人が綴るオヤジ・おふくろの思い出各50篇を厳選
サイレントの名花から戦後黄金期のスタアまで、日本女優の美しさ、妖しさ、可憐さを余すところなく伝える、写真と名文満載の決定版
幻の母よ何処。過去を引きずり、色気と憂いに満ちた半次が、岡っ引の娘小夜と共に挑む難事件の数々。江戸情緒溢れる傑作捕物帳
かつて、どこの家にも《泰西名画》があった。ターナーやラファエロ前派など二十四点の名画に寄せて忘れえぬ思い出を綴るエッセイ集
死ぬ間際にたった一曲聴けるとしたら、どの歌を選ぶか?「蘇州夜曲」「何日君再来」「影を慕いて」など、懐かしい名曲の数々と歌にまつわる思い出を綴った珠玉のエッセイ集。(小林亜星)
懐かしの小学唱歌から「海ゆかば」「唐獅子牡丹」まで。今わの際に聴きたい曲に託して、人生の哀歓を綴ったエッセイ集第二弾
吉本ばなな論から、ついに読破した『大菩薩峠』まで。縦横無尽、軽やかにして深い最新書評コラム集。「厳選文庫50冊」のリスト付き
岩波書店、講談社、中央公論社以下の版元から電通、博報堂など広告会社まで、日本の言論を左右する面々の過去を、自ら主宰する雑誌の回顧に仮託しつつ論じる。(久世光彦)
人はなぜ怖い絵にひかれるのか。乱歩の「陰獣」を飾った竹中英太郎の挿画、ビアズリーの「サロメ」などの絵との出会いと幼児からの悪への傾斜とを見事に綴り合わせた妖かしの世界。(矢川澄子)
『吾輩は猫である』に出てきた「猥談」!? 文豪の印税収入はいくらだった!? などなど、漱石と彼の時代にまつわる新しい発見をユーモラスに描いた大好評エッセイ・第二弾。(久世光彦)
死ぬ間際にたった一曲聴けるなら何を選ぶ? 何日君再来から讃美歌まで、懐かしい名曲の数々とその思い出を綴った珠玉のエッセイ集
旺盛な好奇心だけを武器に、インド、カナダ、イギリス、イタリア、チェコ、香港など世界各地を訪ね歩いた個性派女優の、小さな冒険と大きな発見に満ちた面白旅行記。(久世光彦)
乱歩『陰獣』の挿画の竹中英太郎、ビアズリーのサロメ……甘美か妖艶か凄絶か、絵と現実が織りなす久世版ヰタ・セクスアリスの恐怖
※未刊行の書籍は、刊行予定が変更になる場合があります。