作品
安保闘争の終わった物憂い倦怠感の中、日本を真っ赤に燃え立たせる次のテーマ「所得倍増」をみつけた3人の敗者たちのドラマ
17歳のテロリストは舞台へ駆け上がり、その冷たい刃を青ざめた顔の老政治家にむけた。とぎすまされたノンフィクションの最高傑作!
若きヒーローたちの素顔を描いたデビュー作。尾崎将司、山田洋次、市川海老蔵、小沢征爾……。今再び輝きを放つ彼らの40年とは?
史上最も高名な報道写真「崩れ落ちる兵士」。その背景には驚くべき物語があった。「キャパ」はいかにして「キャパ」になったのか。
人はなぜ旅をするのか? 井上陽水、阿川弘之、群ようこ、高倉健など、全地球を駆けめぐる豪華な面々との優雅なるダイアローグ
芥川龍之介、開高健から小川洋子、村上春樹まで——「人生におけるあらゆる選択」をテーマに沢木耕太郎が選ぶ濃密な13の短篇
アマゾンの奥地で遭遇したピンクのイルカとひとつの墜落事故。ただそこにあるだけの「死」と向かいあったブラジルでの旅の顛末
庄野潤三、八木義徳、河野多惠子、草間彌生……。山田詠美さんがその感性で厳選した官能と恐怖、鋭利で豊かな物語の傑作アンソロジー
明治生まれの父を中心に繰り広げられる古き良き昭和の中流家庭の姿を、巧まざるユーモアを交えて鮮やかに描く。全24篇を収録
F1グランプリ、オリンピック、世界陸上、そしてサッカー・ワールドカップ……「最高の瞬間」を追い求めた観戦記。シリーズ最終巻
露伴、一葉から吉行、三島、水上勉まで。明治以後の日本の小説の中から、宮本輝さんが極私的に選んだ「今読んでほしい」珠玉の十五篇
インドからイギリスまで、乗り合いバスで行く——。そう思い立った26歳の著者は、仕事をすべて投げ出して、二万キロの旅に出た!
安保にゆれる「政治の季節」を生きた右翼少年と老政治家、そして三人の「敗者」たち。「テロルの決算」と未刊行長篇「危機の宰相」の二篇
ライフ誌を中心とした華々しい活躍、秘話=イングリッド・バーグマンとの恋、そして取材中の死という、劇的な終局にいたる後半生
戦争写真家として名声を博したキャパは世界の戦場でシャッターを切り続ける。その束の間、彼は多くの女性を愛し、そして愛された
あなたにとって私とは何だったのか。私にとってあなたはすべてであったけれど。無頼の作家の妻の一人称で綴る『火宅の人』の実像
冒険家であり、勇気の人であった報道写真家の伝説に満ちた生涯を丹念に辿り、ブダペストでの青春からスペイン戦争従軍までを描く
※未刊行の書籍は、刊行予定が変更になる場合があります。