作品
オダサクのミナミ、晶子の堺、源氏の京都、御仏の奈良から奥座敷熊野まで、お聖さんと訪ねる美しい日本、旧き佳き上方のたたずまい
長崎学の確立を目指す学者・古賀十二郎への、丸山芸者・愛八のせつない愛を描き、直木賞を受賞。吉永小百合主演の映画も大ヒット
秘帖「拾花春秋 源氏五拾四帖」を元に桑原仙溪が花を生け、田辺聖子が物語る。「人をたて糸に、花をよこ糸に」新たに花開く源氏物語
カモカのおっちゃんと、ローマ、ヴェニス、マドリッド、バルセロナ、パリの五都市で赤提灯、屋台を求めて飲み食いのハシゴをしながら、ヨーロッパの食文化を体験したグルメ紀行。
老若男女を問わず、平成ニッポンにブームを巻き起こす陰陽師。現代の手練れ八人の筆による、それぞれの晴明の物語に魅了されたし
男と女がかもしだす性の微苦笑を面白おかしく訴えたベストセラー。軽妙洒脱な語り口にのせて、やんわり、ほんわり、ずんばらり。たおやかに男性自身に迫るおせいさんのお色気談義。
話はいよいよ佳境に入り、揺れ動く女心と女体の相関関係の不可思議、玄妙なこと。さわやかさとおかしみあふれる粋談の独演会。ますます冴えるベストセラーの第二弾。(中山千夏)
没後ますます輝きを増す司馬文学の作品群。司馬さんと交わりのあった作家たちの文章から、あらためてその人と文学を発掘した労作
伸縮自在、二夫二婦、子宮作家、快感貯金、男の性的能力などなど。目次を覗いただけでも、わくわく、ずきずき。やんわりユーモアを添えて男女の機微をうがった軽妙なエッセイ。
好評エッセイ「女の長風呂」に続く第四弾。長湯からあがり、秋のはつ風におくれ毛を吹かれながら男女の機微をうがつ、酒と笑いとユーモアとお色気たっぷりの読物
十七の花嫁なりし有夫恋――句集『有夫恋』で脚光を浴び、田辺聖子氏に川柳界の與謝野晶子と絶賛された著者が川柳への情熱と自らの生きざまを綴ったエッセイ集。(河原崎長一郎)
オダサクのミナミ、昌子の堺、源氏の京都…小説の舞台を中心にお聖さんが訪ねる旧き佳き上方の姿、今のぬくもり。新しい関西案内
内大臣の姫君・月冴に恋と冒険の季節が訪れた。小天狗の外道丸の助けを借り、医師の麻刈と語らい、東国男の晴季を誘惑し、美貌の弾正宮にときめき……遂に姫が手にした恋は?
上質のエッセイに出会うと、「人生悪いことばかりじゃない」と思えてくる。おなじみベスト・エッセイ集も15冊目。62篇の名文を収録
故郷の町の自動車エンジン工場からF1チームのメンバーに選ばれた男の充実した人生、そして三年間の出向を終えて帰郷後の脱力感を描く、第百十一回直木賞受賞作。(田辺聖子)
都合のいい男にされがちな僕がやっとモテた相手はハイミスの秋川サンだった。「愛の周り」「うずうず」「このへんで……」「ハートにたこ焼き」「ラストオーダー」他一篇収録。(下田治美)
期待すると裏切られ、ああ言えばこう言い返され、憎いが楽しいおっちゃんとの夜。痛快な語り口に酔う人気エッセイベスト版三巻目
おせいさんが時に猥褻に、時に厳しく語る男と女のこし方ゆく末。二十年たっても色褪せない、長寿エッセイシリーズベスト版第二弾
一九七一年から十五年間「週刊文春」に連載され、世の男女の絶大な支持を得たエッセイシリーズのベスト版。全三巻をずっと手元に
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