作品
最後の木版浮世絵師といわれた光線画家・小林清親の波瀾に充ちた半生と江戸から明治に移りかわる風俗、庶民の生きざまをあざやかに描いた第百回直木賞受賞の長篇。(田辺聖子)
キューバで夢のような日々を過ごした若い女性教師と不倫相手の教頭を待ち受けた非難の嵐を描いた表題作を始め、刺激的で挑戦的な短篇集
生涯、「普通が一番」と言い続けた父。駄洒落で明るく夫を支えた母。何気ない日常、家族の思い出を愛情をこめて綴ったエッセイ集
江戸のおんなを描いて「不世出の名人」と評された杉本章子、最後の傑作。大店の若新造から転身した人生の機微を描いて、泣かせます。
34歳の版下職人だった松本清張は、当時意外な召集を受けた。担当編集者でもあった著者が、戦争が作家の根底に与えた深い傷に迫る
夫の浮気で離縁したおこうが、向かったのは元乳母の切り盛りする口入れ屋の三春屋。やがて女主人として人と人との縁を結んでいくが。
剣友・源吾の首をとった窃盗団の頭領、張竹芳を追って、卯之助と正五郎は上海へ。そして事件帖はついにクライマックスを迎える
江戸の占い本が女たちの吉凶をズバリ! 月ごとの風物を織り込みながら江戸の女を生き生きと描く、切なくも愛らしい傑作時代小説。
女性作家3人が選んだ、驚きと感動に満ちた時代小説6篇。極めつきの名短篇が与えてくれる「希望」をめぐる充実の解説座談会付き
大地震の被害を乗り越えた信太郎。しかし、美濃屋の総領として乗り越えなければならぬ大きな問題を抱えていた。感動のシリーズ完結篇
光を失いつつ美濃屋の主として忙しい日々をおくる信太郎と、その身を案じるおぬい。ある日、江戸を大きな揺れが襲う。感動の傑作
「オール讀物」に毎月掲載されていた本篇は、月ごとの風物を織り込みながら江戸の女を生き生きと描き出す、切なくも愛らしい短篇集です
美濃屋の跡取り息子・信太郎の目が突然見えなくなった。最愛の人の悲劇を救うべく、おぬいは女中として美濃屋で暮らし始める
大地震の被害を乗り越えた信太郎。しかし、美濃屋の総領として乗り越えなければならぬ大きな問題を抱えていた。シリーズ堂々の完結篇
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