作品
かつて日本有数の盛り場だった日本橋に生まれ育った著者が、実家の和菓子屋の盛衰を、土地とそこに住む人々の歴史として振り返る
マドンナに思いを残しながら新任地へと赴いたうらなり。『坊っちゃん』の登場人物のその後は。平凡な男の人生を丹念に描いた傑作
廉価であることだけが文庫本の魅力ではない。古典からマンガまで、ならではの楽しみを網羅する読書案内。『文庫本福袋』に続く第2弾
天声人語のお澄ましした意見では、今の日本のことは何もわからない。この世のおかしさを人声で映す世相コラム集。入試出題続出!?
話題作、古典の中の古典、懐かしい作家……。文庫には出会いがあふれている。当代随一の本読みによる、知的好奇心満載の読書案内
約三千組に及ぶ「同級生交歓」の中から、驚きの組み合わせ、さまざまな校風など日本社会の縮図約百組を写真と文で。解説・坪内祐三
イラン革命、ソビエトのアフガン侵攻の起こった七九年は歴史の大きな転換期だった。歴史に無自覚な日本人は今をいかに生きるべきか
これ一冊で72時間はトべます! ノンフィクションの鬼才がはじめて挑んだ前人未踏のショートショート集。このオッサンは面白い!
あさま山荘、日の丸飛行隊、列島改造、ロマンポルノ——。生真面目さと娯楽志向が交錯する戦後史の分水嶺を、若い世代に語り継ぐ
マンションの部屋を埋める数万冊の蔵書が崩れてきた。本に監禁された瞬間からはじまる抱腹、超絶、悪夢の格闘技。写真多数収録
話題の本、シブい本、探していた本……。文庫には出会いが溢れている。当代随一の本読みの達人が贈る、知的好奇心満載の読書案内
明治・大正・昭和の作家達は寄席や芸事と意外なほど縁が深い。圧倒的な数の文学作品を切り口にその関係を掘り下げた傑作コラム集
大食いに稲垣メンバーにケイン。急逝した鬼才がブラウン管の中に見届けたものは。山藤章二、南伸坊との鼎談も収録。最後の批評集
日活ロマンポルノが摘発され、南沙織が紅白出場、連合赤軍あさま山荘事件が起こった年を知らない若者におくる新感覚の文化評論
大正・昭和に文藝春秋で活躍した菊池寛、芥川龍之介、永井荷風、坂口安吾、白洲正子等なかなか読めない作品を一挙に集めた傑作選
小川直也の暴走ぶりからガッツ石松の鉄拳まで。格闘技の裏の裏まで知っている人気お笑いコンビによる抱腹絶倒の″活字漫才″!
最近の文芸誌がツマラナイ。「文学」はどこへ行ったのか。怠慢な文壇を厳しい目で批評する、初の“文学のフィールドワーク”
日頃、何気なく使っている言葉を、中国文学のウンチクを背に、ある時はバッサリ、ある時はチクリ。「週刊文春」連載の傑作コラム集
昨今群をぬく注目株。雑本古書漫画から哲学書まで、ジャンルにこだわらず本と遊ぶ人。気随気儘が信条の、これぞ散歩的雑学の粋!
没後三十年余を過ぎてもいまだその偉大さが喧伝される江戸川乱歩。その晩年に付き合いのあった作家が随筆と小説、そして弟・泰彦との対話で明かす“巨人の素顔”とは……。(坪内祐三)
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