作品
二〇世紀聖書学の飛躍的な成果を踏まえ、日本人には縁遠い「旧約」の世界も含め、聖書の全体の見取り図を明快に示す最高の聖書入門。
昭和天皇から本田美奈子、米原万里まで、幾多の病苦に遭遇しつつも「生」と「死」のはざまで神々しく生き抜こうとした人々の足跡を辿る
72年に出版されロングセラーとなったD・キーンとの対談集「日本人と日本文化」をはじめ、山本七平、A・カーとの対談を収録
「陸軍史上最大の奇才」は昭和という時代を通して、未来の日本に何を見たのか。石原莞爾像と戦前史の見方に変革を迫る渾身の力作
「あんな時代は日本ではない」と司馬さんは戦争の時代を評した。日本はなぜ狂ったのか。いままた同じ過ちを繰り返そうとしている
衰退する日本。『大英帝国衰亡史』で毎日出版文化賞・山本七平賞を同時受賞した著者が、英国史にわが国の未来を鮮やかに読みとく
気鋭の政治学者が、衰退の危機を何度も乗り越えた大英帝国等を例に、日本に迫る内憂外患を分析、「失われた十年」からの再生を問う
「日本人は祖国を追われた恨みを持つ韓民族の子孫だ」と韓国の学者たちは言う。果たしてそれは本当か。山本七平賞に輝く問題作
聖書は誤解されている、特に日本人に——聖書学専門の出版店主だった著者が“永遠のベストセラー”をさまざまな角度から解説する
三代目のクリスチャンをして「日本学」の探求に赴かせたものは?声高に語ることのなかった一人の思想家が自らの歩みと時代を綴る
「日本人は安全と水を無料だと思っている」――ベンダサンの警告は今なお新しい。「日本人とアメリカ人」「日本人と中国人」を併録
神儒仏を批判しキリスト教を宣教した不干斎ハビヤンは、のちにキリスト教をも捨てる。彼が真に信じのは? 日本教の世界とは?
戦前の日本を呪縛した「尊皇思想」は、徳川幕末の正統性を証明する手続きから生じた。日本思想史の逆説のドラマを描く稀有の論考
日本人は何を受けいれ、何を排除してこの国を創りあげてきたのか。「勤勉の哲学」「受容と排除の軌跡」と単行本未収録作品を収録
江戸時代二百六十年の社会的精神的成熟が近代化の成功をもたらした。その思想の核となった鈴木正三、石田梅岩の独創的発想と影響
スターリン、毛沢東、金日成らを熱狂的に支持した日本のマスコミや知識人。「平気でウソを書いた人たち」の過去の妄言の数々を徹底検証する。第三回山本七平賞を受賞。(松原隆一郎)
民主主義は内から腐る。それを防ぐ内的規範をどこに求めればいいのか。人間智の宝庫である「論語」を再編集し、新しい光をあてる
ルソン島での苛烈な戦闘、敗走、そして捕虜生活。自らの「異常体験」をもとに、帝国陸軍に代表される日本型組織の思考法を追及する
フィリピンにおける戦犯裁判で処刑された韓国人の陸軍中将がいた。彼はなぜ弁明しなかったのか?忠誠心とは何かを問う感動の書
日本型組織と西欧型組織とはどう違うのか?指導力なき指導者の時代をいちはやく予言した筆者の二十一世紀リーダー学のすすめ
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