作品
伊三次の仕える不破友之進の息子、龍之介がいよいよ見習い同心に。若き八丁堀純情派の前に、江戸を騒がす無頼派の影が立ちはだかる
芸者をやめ、茅場町の裏店で伊三次と暮らし始めたお文だが、近所の女房と諍いになり長屋を出る。大人気の捕物帖、シリーズ第4弾
刺青判官遠山景元と落し胤との生涯一度の出会いを描いた表題作ほか、北齋の娘應爲、蠣崎波響など実在の人物に材をとった時代小説集
落語に登場する34の昔懐かしい職業とたくましく生きる人々の暮しを、藝に精通した著者ならではの視点で生き生きと描いたエッセイ
日本橋佐内町で夫婦水入らずで暮らす伊三次とお文。稼業の髪結いと捕物に多忙な日々が過ぎる中、やがてお文が出産の日を迎え……
子持ちの町方役人の後添えにと望まれた女剣士が、幼子との交流を通じ成長する姿を描いた表題作他市井の人々の機微を写しとる六篇
伊三次と縒りを戻したお文に執着する伊勢屋忠兵衛。袖にされた意趣返しが事件を招き、お文の家は炎上した——。急展開の第三弾!
芸者をやめ、茅場町の裏店で伊三次と暮し始めたお文だが、子供を折檻する近所の女房との諍いを機に家を出る。人気シリーズ第四弾
伊勢屋の旦那からの申し出に心揺れるお文。廻り髪結いの伊三次との心の隙間は広がってゆく。そんな時、伊三次に殺しの嫌疑が……
髪結いの伊三次とよりを戻した深川芸者のお文に執拗に言い寄る伊勢屋忠兵衛の黒い影。やがて事件が起こり、お文の家は炎上した
町方同心の下で働く伊三次は、事件を追って今日も東奔西走。江戸庶民の人間関係をきめ細かに描いた珠玉の五話。オール讀物新人賞
伊勢屋忠兵衛からの度重なる申し出に心揺れるお文。一方、伊三次は頻発する幼女殺しに忙殺され、二人の心の隙間は広がってゆく……
ろくでなしの間夫をかばって死罪になろうという芸者の心情は? 表題作など、捕物にしっとりとした男女の交情を滲ませた時代連作
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