2016.09.01
【ニュース】中村文則・著『私の消滅』が第26回(2016年度) Bunkamuraドゥマゴ文学賞を受賞!
このたび、第26回 Bunkamuraドゥマゴ文学賞に、『私の消滅』(中村文則・著)が選ばれました。
Bunkamuraドゥマゴ文学賞は、1990年の創立以来「毎年変わるただ一人の選考委員」によって受賞作を決定してきましたが、今回の選考委員は、名古屋外国語大学学長でロシア文学者の亀山郁夫氏です。
『私の消滅』について
『私の消滅』は「文学界」6月号に掲載後、即単行本化、各紙書評欄や雑誌メディアなどに取り上げられ話題になりました。
選評の中で亀山氏は「作家としての彼の類まれな資質と、この小説のもつ『先進性』に敬意を表する」、「構造的に恐ろしく複雑な仕掛けが、独自の境地を生んでいる」、「超越文学ないし AI 文学の新しい実験に連なるもの」と激賞されています。
中村文則さんからの受賞コメント
大変嬉しく、光栄に思います。賞を頂くということは、その作品への評価だけではなく、今後の作家生活への励ましを頂くことだと感じます。魔力と光を合わせもつような小説を、今後も目指していきます。
ありがとうございました。