作品
ついに由比正雪は太閤遺金の隠匿場所をつきとめた!だが流石は智恵伊豆、奪取寸前に探知されて壮図はあえなく潰える…これより徳川家三百年、太平の世を謳う
大坂城にかくされた太閤遺金を奪った家康は、これを江戸城建造の資金にしようとした。この大金はどこか。正雪はじめさまざまな人物が展開する波乱万丈の伝奇長篇。(解説・江國滋)
(上を参照)
家康にとって最も恐い敵は幸村だ。佐助をはじめ霧隠才蔵、三好清海入道たちが奇想天外な働きで徳川方を苦しめる。後藤又兵衛、木村重成も登場して、大坂夏の陣へと波乱は高まる。
猿飛佐助は武田勝頼の落し子だった。戸沢白雲斎に育てられ、忍者として真田幸村の家来となり、日本中を股にかけての大活躍。美女あり豪傑あり、決闘あり淫行ありの大伝奇小説。
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