作品
狭い日常に倦んだ広海は村への復讐に戻ってきた由貴美に惹かれるが、彼女が真に求めるものは……。そしてフェスの夜に事件が起きる
向田邦子を誰よりも讃仰している太田光による最も誠実なオマージュ。向田邦子ファン、また向田邦子を読んでいない太田ファンへ
生涯ただ1人の女性への崇拝が嫉妬にまみれる時、悲劇の扉が開いた。10年後の殺人事件がきっかけとなり、最後の真実が明かされる
盧溝橋事件、支那事変から運命の1941年12月8日まで。勝算のない戦争に日本はどうして突入したのか。時代の熱を伝える評伝
『聖書』『資本論』から『アンネの日記』まで。池上さんが世界史を見渡し、10冊を厳選。その内容と歴史的位置づけを徹底解説!
主の改易後、家臣たちが路頭に迷わないよう対策をしてから城を去った福島丹波守治重ほか、家老たちの美しい生涯を緻密に描く評伝
ささやかな暮らしにこそ得がたい味わいが。感心する話、心愉しい話。プロとアマの腕比べ。昨年発表のエッセイから厳選の珠玉52篇!
食道癌を患う中年女性の食への執着を壮絶に描いた表題作と、受賞後に自ら癌で死去する直前まで推敲していた絶筆「癌ふるい」を収録
特攻隊員がその時聞かされた大西長官の「特攻の真意」とは? 遺書、証言、取材から浮かび上がる「特攻の生みの親」の衝撃の胸中とは
グリコ・森永事件から数年後、親友の楓がバトン部の顧問は犯人の似顔絵に似ていると言い出した……芥川賞受賞後第一作を含む中篇集
“事故”で国土を失い、世界各地の難民キャンプで暮らす日本人。確かな情報も希望もなき異邦の地で、「日本人として」生きる人々
かつて日本では辛抱、勤勉が美徳とされてきた。「個人は質素に、社会は豊かに」「社員は三倍、重役は十倍働け」。蘇る至言の数々
日本版マーサ・スチュワートによるウエディングコーデブック。ロイヤル、マリーン、和風など6つのテーマ別の最旬スタイルを提案
不破龍之進が結婚し、伊三次とお文がひと安心したのも束の間、絵師の下で修行していた息子が兄弟子と喧嘩し、帰ってきてしまった
松岡洋右、広田弘毅、近衛文麿、木戸幸一、昭和天皇を俎上に。半藤は検察官として罪状に迫り、弁護士加藤は情状酌量の根拠を開陳
震災後の日本を復興に導くカリスマ総理・宮藤。若き指導者に国民からの支持が集まるが、新聞の特ダネ記事が官邸の暗部を暴き出す
「初めて誰かのために泳ぎたいと思った」。3・11を境に大きく変わった意識。様々な苦難を乗り越えたアスリートからの強いメッセージ
05年春、癌が発見され、膵臓全摘の手術を受けた吉村昭の、1年半後の壮絶な死までを、作家でもある妻が硬質で冷静な筆で作品化
黒船が来航し時代が変わろうとしている折、喜平次は仇討ちのために身分を隠し船渡しとなっていた。己の為すべきことはこれなのか
大切な人との思い出、ついに夢を叶えた喜び、未来へのさらなる挑戦……2008〜2010年のコンテスト入賞作167作品のアンソロジー
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