作品
朝鮮戦争時にソウルから北に渡り辛酸をなめた両親。次女は金正日の妻になり、長女は官邸入り……数奇な運命をたどった一族の悲劇
久が金銭苦の果て女と心中。悲しむ老父紅緑を冷やかに眺める八郎の眼。戦争を境に佐藤家の世代替りと新たな苦闘の時代が始まる…
引きこもり歴10年の青年によるメッセージ・エッセイ。母の虐待、父の無関心、学校教育への失望、バスジャックなど社会的事件もシニカルなタッチで綴る。
老舗のオカマバー「銀花」の名物ママが死んだ。葬式に列席して、わかった彼の壮絶な人生。「マダムの咽仏」等心を揺さぶる全八篇
朝の目覚めは五七五でというファン急増中。「めざましテレビ」(CX)に寄せられた作品から、ユ?ミンのおメガネに叶った名作のすべてを
井上氏の原点フランス座が2000年1月幕を閉じた。北野武、渥美清との爆笑対談、台本、踊り子の写真、見取図など包み隠さず大放出。
故郷フランスを離れ、七つの海を渡った男が、神戸で母と出会うまで。父の記憶を頼りに旅を続ける私だったが……。初の自伝的長篇
大工の大輔は子連れの美人と結婚するのだが……。果たして、彼にとって恋とは何なのか。60年代生まれのひりひりする青春を描く傑作
明治44(1911)年1月24日、幸徳秋水ら12名大逆罪にて処刑。九十年をへて最新資料にもとづき事件の真相に迫る力作
「青い山脈」「雪国」から「昭和残侠伝」まで、映画界に一時代を築いた著者が軽妙な筆致で描く、女優、男優、監督たち、そして一生
エヴァンゲリオン、オウム、酒鬼薔薇……。波瀾と混迷に満ちた世紀末を気鋭の評論家は、どう見たか? 30代“オタク世代”必読の書
シドニーの23日間。初めて足を踏み入れた新大陸、アスリートと共に体感したオリンピックで、走る作家は何を見、どう語るのか
平治の乱後、洛東・鳥辺野に今、赤子が捨てられようとしていた。その子こそ後の義経。膨大な資料をもとに義経の一生を描いた力作
シドニーを舞台に繰り広げられるもう一つの国際大会、パラリンピック。頑健な肉体と車いすを武器に闘う、アスリートたちの群像
酒、旅の話はもちろんのこと、今回は自らが考案した「浮き玉△ベースボール」の話題も満載。赤マントは21世紀もますます快調!
没後ますます輝きを増す司馬文学の作品群。司馬さんと交わりのあった作家たちの文章から、あらためてその人と文学を発掘した労作
小川直也の暴走ぶりから和田アキ子の鉄拳まで。格闘技と芸能界の裏の裏まで知っている、人気お笑いコンビによる抱腹絶倒活字漫才
新聞一面のオアシス「産経抄」と雑誌連載エッセイ「蛙の遠めがね」から著者自身が選り抜いた珠玉のコラム集。「良識」を求める人に!
それは当代随一の人気作家、佐藤紅緑が、新進女優を狂おしい程愛したことに始まった。ハチロー、愛子…佐藤の一族の壮絶な生の姿
夫の友人、筆を折った老作家……。主人公の中年女性に寄りそう男たち。官能の世界を描き続けてきた著者の、新境地を提示する短篇集
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