31歳・専業主婦の美禰子は、夫と二人きりの生活に限界を感じている。
ーー「子供が欲しいっていうより、私が生きてる意味が欲しい」 ーー
既婚者合コンで出会った慎司は、浮気相手の美禰子に愛の言葉を惜しみなく口にする。
慎司は家庭に居場所がなく、ただ気楽さを外に求めていた。
美禰子の友人・典果は、冷えきった夫婦関係の虚しさを埋めるように、女風に通いつめている。
――愛されたい。けれど、どこまでも空洞な私たち。
既婚者たちの『居場所探し』の物語。
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