「のど自慢」「ふるさと歌まつり」「紅白歌合戦」の名司会で日本中を熱狂させた、昭和を代表するアナウンサー、宮田輝。だが、なぜか評伝らしきもが書かれたことがなかった。田中角栄に口説かれ、NHKを定年前に退職して、参議院議員になったことがその理由なのか? それとも……。本書は未亡人の恵美さんに信頼された筆者が、宮田家から膨大な資料の提供を受け、初めて挑んだ本格評伝。宮田が歩んだ道のりは、まさに昭和の日本そのもの。数々の番組の裏話や著名人のインタビューもあって、エンターテインメントとしても楽しめる1冊。みのもんた氏など他局の後輩アナウンサーの目標ともなった宮田の司会術の奥義も面白い。古き良き昭和を切り取った力作。
序 章 宮田輝伝説
宮田輝というアナウンサーがいた/放送事始/人を照らす/「宮田輝」伝説
第一章 宮田家の人々
宮田邸訪問/父と息子、息子と母/明治大学/アナウンサーへの道のり
第二章 太平洋戦争前後
戦時下のアナウンサー/名古屋中央放送局/内幸町/放送の民主化/ライバル
第三章 縁(えにし)
河口恵美との出会い/四畳半/和田信賢/もう一人の恩師
第四章 ラジオメディアの時代
「のど自慢」/発見!「のど自慢」司会の極意/サブちゃんの「のど自慢」/「三つの歌」/主役たち/角さんと「三つの歌」
第五章 テレビジョンに挑む
「紅白歌合戦」/これが「ふるさとの歌まつり」/「歌まつり」の舞台裏/「ふるさとの歌まつり」の時代
第六章 人間 宮田輝
司会者 宮田輝/人間 宮田輝/宮田輝と仲間たち/輝の夢は恵美の夢/あるディレクターの回想/龍虎相搏つ
第七章 十六年はひと昔
突然の船出/「巨大な力と人身御供」/輝さんの本音/新たな二人三脚
第八章 参議院議員 宮田輝
国会の大舞台/昭和記念公園/六百三十一番目の男/参議院議員、輝さんの横顔
第九章 祭りのあと
輝さんと恵美さん/河口恵美/輝さんと河口慧海/残照の日々/愚直の人
あとがき
宮田輝関連年表
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