反学校文化の輩たち
定時制高校の「輩(やから)」たちに、一般の学校の常識は通用しなかった。「ゲリラ」的コミュニケーションで心通わせてゆく実感的教育論
「己がしたことぐらい、己で始末せんかい」。「日直は黒板を消して」と言ったとき返ってきた言葉です。全日制から定時制高校の教師になった岩本さんが、「ゲリラ的コミュニケーション」でモンスター(関西では「輩」と呼ぶ)たちと格闘する日々を活写します。しかし輩たちは、「学校の常識」の方こそ特殊なのだと教えてくれたのでした。(FH)
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