電子書籍

文部省の研究

「理想の日本人像」を求めた百五十年

価格:※各書店サイトで確認してください
発売日2017年04月21日
ジャンルノンフィクション

「三流官庁」と侮るなかれ! イデオロギー官庁の格闘の歴史

作品紹介

いまどき「天下り」スキャンダルで、事務次官までも辞任した文部科学省。
戦前は内務省文部局、戦中は陸軍省文部局、戦後も自民党文教局、日経連教育局などと揶揄され続け、つねに「三流官庁」視されてきた。

しかし、侮ってはいけない。

文部省はこの150年間、「理想の日本人像」を探求するという、国家にとってもっとも重要な使命を担ってきたのである。

明治維新後は「独立独歩で生きてゆく個人」、昭和に入ると「天皇に奉仕する臣民」、敗戦直後は「平和と民主主義の担い手」、そして高度成長時代には「熱心に働く企業戦士」――すべてに文部省は関与してきた。

そして、グローバリズムとナショナリズムが相克する今、ふたたび「理想の日本人像」とは何かを求める機運が高まっている。

気鋭の近現代史研究者である筆者が、イデオロギーによる空理空論を排し、文部省の真の姿に迫った傑作!

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担当編集者より

大蔵省(現財務省)や通産省(現経産省)についての本はたくさんありますが、文部省を正面から取り上げたものは、ほとんど目にしたことがありません。しかし、人間にとってもっとも大切なことのひとつである教育を所管してきたのは文部省なのです。天下りスキャンダルで、「やっぱり三流官庁だ」とみなされがちですが、この官庁にしっかりしてもらわなければ、日本人に未来はないのです。本書を読んで、あらためて感じました。

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