紙芝居の慰問で赴いた南方から、命からがら引き上げてきた蒲生太郎。帰ってみれば東京の生家は丸焼で、家族も全滅。傷心の太郎は戦地で世話になった軍医・金木令吉を頼り、秋田の山奥、仙北郡神代村へとやってきた。そこで出会った戦争未亡人の敏子と深い仲になり、村で暮らしてゆく決意をする――
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