ふたつの世界
キューバで夢のような日々を過ごした若い女性教師と不倫相手の教頭を待ち受けた非難の嵐を描いた表題作を始め、刺激的で挑戦的な短篇集
不倫相手と夏休み、キューバに旅立った女性教師を待ち受けていたのは非難の嵐だった。表題作の他、女同士の旅で始まった生々しい性体験告白大会、若い女の登場に翻弄されるホームレスの男達、など7つの短篇を収録。女性の奥底に潜む毒を描き、直木賞受賞以降の刺激的かつ挑戦的な桐野文学の方向性を示す。解説・杉本章子
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